スピルバーグ最新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』がアメリカ映画協会賞作品賞、2017年TOP10入り | RBB TODAY
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スピルバーグ最新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』がアメリカ映画協会賞作品賞、2017年TOP10入り

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(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
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 2大オスカー俳優メリル・ストリープ、トム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ作品で初競演を果たすことで話題の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は、2018年3月より公開。現地時間7日、同作がアメリカ映画協会賞(The American Film Institute Awards)が選定する2017年TOP10作品にランクインしたほか、デトロイト映画批評家協会賞(Detroit Film Critics Society Awards)では、最優秀アンサンブル演技賞を受賞した。

 同作は、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年が舞台。アメリカ国防総省がベトナム戦争に関する経過や分析を記録し、トップシークレットになっていた文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をNYタイムズがスクープするも、その後の記事は政府の圧力で差し止められる。そこで、アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポストのキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、同紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)らとともに、ライバル紙であるNYタイムズ紙と時に争いながらも連携、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと奔走する。

 スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に同作の製作を発表し、先に予定していた作品よりも前倒しする事を決定し、撮影を敢行。政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、国の主役であるはずの国民に真実が伝えられず、何が真実で、何が正しいのかがわからなくなってきている現代。「今」だからこそ伝えるべき作品と強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上がっている。

 すでに賞レースの本命と目されている同作だが、ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞では主要3部門を受賞、さらにブロードキャスト映画批評家協会賞では主要4部門を含む8部門にノミネートされており、今回の受賞により、いよいよ来週に迫るゴールデン・グローブ賞ノミネーション発表に期待が高まっている。映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は、2018年3月より全国ロードショー。
《KT》
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