2020年、東京都心に誕生する「動くミニチュア」のテーマパークとは | RBB TODAY

2020年、東京都心に誕生する「動くミニチュア」のテーマパークとは

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2020年に都内でオープンを予定するテーマパーク「SMALL WORLD」の魅力についてインタビューした
  • 2020年に都内でオープンを予定するテーマパーク「SMALL WORLD」の魅力についてインタビューした
  • SMALL WORLD代表の近藤正拡氏
  • エヴァの模型をみながらのミーティング
  • 設計図に合わせてミニチュア模型のサンプルを専任のスタッフが一つひとつ手で組み立てていく
  • ミニチュア模型の試作をおこなうための3Dプリンタも導入
  • この場所で日々ミーティングや試作を重ねている
  • SMALL WORLD ロゴ
  • ミニチュアテーマパーク イメージ
 精巧なミニチュア模型に日本が誇るアニメーションのコンテンツと、IoT/ARなどの最先端テクノロジーが融合するテーマパーク「SMALL WORLDS」が2020年、東京都心部でのオープンに向けた準備を進めている。いったいどんなテーマパークが産声をあげようとしているのか?プロジェクトを指揮する株式会社SMALL WORLDの代表取締役 近藤正拡氏にインタビューした。

■ディズニーランドを立ち上げた名プロデューサー、堀貞一郎氏の意志を継ぐテーマパーク

 精密な小型模型で現実世界、あるいはバーチャルの世界を再現するミニチュアテーマパークは、いま欧米を中心に大人からこどもまで一緒に楽しめるエンターテインメントとして注目を浴びているという。日本にも同様のミニチュア模型を展示するイベント施設はあるが、そこに日本らしい「アニメ」のエッセンスを採り入れたり、先端のIoTテクノロジーでミニチュア模型を「動かす」仕掛けを盛り込むというアイデアがSMALL WORLDSならではだ。

 プロジェクトを運営する株式会社SMALL WORLDは、大阪万博の住友童話館と電力館や東京ディズニーランドの総合プロデュースを手がけた元オリエンタルランド顧問の名プロデューサー、堀貞一郎氏の意志を受け継ぐ企業である。テーマパークのSMALL WORLDSも、故人である堀氏がライフワークのひとつに掲げていたプロジェクトだった。近藤氏が次のように説明している。

 「堀氏は日本に3つの大きなテーマパークを開設したいという構想を、1970年代の時点で完成させていました。ひとつめは“家族で楽しめる”ディズニーランドとして実現して、続いて“大人が遊べる”テーマパークをコンセプトに掲げたディズニーシーが成功しました。残るひとつが“美術館とテーマパークの要素を融合した施設”だったのですが、その堀氏の意志を受け継いで2009年にSMALL WORLDSのプロジェクトが立ち上がりました」。

 堀氏の夢と自然に呼応するかたちで、堀氏の会社を引き継いだ永井純二氏(元エル・エー・シー社代表取締役)や山岡禎幸氏(余暇通信社 取締役)らが集い、プロジェクトチームが動きはじめた。株式会社SMALL WORLDの株主には、現在、企画・設計に携わるザ・ランド・アソシエイツ社のほか、旅行集客のスペシャリストであるJTB、チケットセールスのローソンHMVエンタテイメントをはじめとする各分野のトップ企業が名を連ねている。

 さらにミニチュアパークにとって肝であるジオラマ制作には、鉄道模型のKATOブランドを展開する関水金属や、フィギュア製作のグッドスマイル社などが参画。日本を代表するフリーランスのジオラマ作家も多数参加している。

 近藤氏も、元は大手信託銀行で資金運用システム企画のスペシャリストとして活躍してきた経歴を持つ人物だ。独立後は自身もベンチャー企業を立ち上げて、ITの世界に身を投じながら経験を積んできた。その頃に堀貞一郎氏と出会ったことが縁となり、株式会社SMALL WORLDの経営に中核で携わることになる。
《山本 敦》

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