みんなの力で雷観測!クラウドセンシングを活用した雷センサー | RBB TODAY
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みんなの力で雷観測!クラウドセンシングを活用した雷センサー

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同センサーの概念図。1台センサーがあれば、雷とセンサーの距離がわかり、3台のセンサーを使えば雷の位置の把握も可能。現段階では位置に関しては、数kmの誤差が出るとのことなので、今後の精度アップに期待だ。(画像はプレスリリースより)
  • 同センサーの概念図。1台センサーがあれば、雷とセンサーの距離がわかり、3台のセンサーを使えば雷の位置の把握も可能。現段階では位置に関しては、数kmの誤差が出るとのことなので、今後の精度アップに期待だ。(画像はプレスリリースより)
  • 東京都の雷日観測は直近10年間でそれ以前の10年から1.4倍に急増している。同社では試作センサーのデータを基に、さらに精度の高い雷センサーの開発も進め、手軽な観測を目指していくとしている(画像はプレスリリースより)
  • 今回の取り組みのスタートに際して想定しているエリア。東京都を中心に、さいたま市、千葉市、横浜市などの近隣都市も試験エリア内に入っている(画像はプレスリリースより)
 ウェザーニューズは2日、雷情報のクラウドセンシングネットワーク構築を行う「雷センサーTOKYO」を立ち上げたことを発表した。試作した雷センサーを東京都とその周辺エリアの会員100名に無償配布して、試験的に雷に関するデータを観測していく。

 試作された雷センサーは1台なら雷との距離を計測することができ、3台あれば位置を特定することができる。1台あたり半径40Km以内の雷を観測できるが、同社では誤差を少なくするために東京都とその周辺に約10Km間隔で設置を行うとのこと(現段階では数kmの誤差が出る)。自動検出されたデータはウェザーニューズに転送して分析された後、今後のセンサー開発への知見として生かされていく。また、将来的にはセンサーで得た情報をリアルタイムで公開するといった活用も予定されている。

 この技術により、雷が近づいているのか、遠ざかっているのかを把握することができようになるため、これまでは発生場所のピンポイントの予測が難しく、毎年のように発生している落雷事故の抑止などに期待がかかる。

 同取り組みのスタートに際して、東京都と周辺に住むウェザーニュース有料会員を対象に、センサーを屋内に設置して常時観測テストに協力するモニターを募集。専用のWebサイトから応募ができ、応募締切は11月13日まで。

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《防犯システム取材班/小池明》
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