「Nature Remo」は、どこからでもエアコンを含めた家電のリモコン操作を可能にしてくれるデバイス。スマートフォンアプリとモバイルネットワークを経由して通信し、家電に対して、「Nature Remo」が赤外線通信によりコマンドを送信する。外出先で、エアコンの消し忘れに気が付いた場合、もはや時すでに遅しだが、「Nature Remo」があれば、解決できる。ユーザー側に操作は必要なく、自動でオフにしてくれる機能まで搭載されている。そのため、ダイキンや東芝、日立、パナソニック、富士通、シャープなどあらゆるメーカーのエアコンに対応するという。
帰宅前に部屋を冷やしておきたい/温めておきたいというニーズにも対応するので、いつでも心地よい部屋で過ごすことができる。どうしてそんなことができるのかと言えば、「Nature Remo」には、温度計機能や湿度計機能、人感センサー、照度センサー、ノイズセンサーが搭載されているからだ。室内に人やペットが入るかどうかを検知したり、過去の操作履歴を学習したりすることによって、電気代を節約することも可能。Amazonの人工知能スピーカー「Echo」に対応しているのも未来的だ。
「Nature Remo」は、三井物産出身の塩出晴海氏とパナソニック出身の大塚雅和氏という2人の日本人が企画・設計したデバイス。現在クラウドファンディングKickstarterにて出資募集中で、本稿執筆時点においては69ドルの出資で1つ手に入れることができる。スマートホームの世界の一端を試してみたいというユーザーは、ぜひチェックしてみて欲しい。