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これは行くしかない? ナムコのVRエンタメ施設がすごかった

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プレイ中のイメージ。実際はヘッドホンも着用する
  • プレイ中のイメージ。実際はヘッドホンも着用する
  • 筆者も実際に極限度胸試し「高所恐怖SHOW」を体験してみた
  • ナムコは4月15日から約半年間、お台場でVRエンタメ施設「VR ZONE Project i Can」を運営する
  • 施設には6種(17台)のVRアクティビティマシンを用意。各コンテンツごとに1プレイ700円~1,000円相当の「バナコイン」が必要になる
  • 極限度胸試し「高所恐怖SHOW」
  • VRゴーグル、ヘッドホンのほか、両手と両足にもセンサーの付いたグローブと靴を装着してプレイする
  • 体験者の一挙手一投足はモーションキャプチャで管理されている
  • VRシネマティックアトラクション「アーガイルシフト」
■極限度胸試し「高所恐怖SHOW」

 高所恐怖SHOWは、ビル高層階に突き出た板の上を歩きながら、その先にいる子猫を救出するというもの。VRゴーグル、ヘッドホンのほか、両手と両足にもセンサーの付いたグローブと靴を装着してプレイする。所要時間は約7分。筆者も実際に体験してみた。物語はエレベータで高層階に着くところから始まる。大きく開いた間口があり、そこから細長い板が空中に向かって伸びている。板の先端には救出を待ちわび鳴く子猫の姿。一刻も早く助けたいと思うものの、眼下には地上200mの光景が広がっている。もし板を踏み外せば、一巻の終わりだろう。自然と足がすくむ。本当に渡るか、それともやめるか。思わず心に迷いが生じてしまうほどリアルな”バーチャルな世界”が、そこにはあった。

 現場のスタッフに話を聞いた。このVRアクティビティでは、体験者の一挙手一投足がモーションキャプチャで管理されているという。その計測データをもとに、体験者が一歩進めば映像も一歩だけ進むし、屈めば映像も屈んだ視点になるというわけだ。体験者の目線は、サブディスプレイにも2Dで映し出される仕様。このため、VRゴーグルを付けていない付添者も一緒になって楽しめるとのこと。先の現場スタッフは「例えば体験者とサブディスプレイを交互に見比べれば、板の上で立ちすくみ進めなくなっている、あるいは板の上で四つん這いになって進もうとしている体験者の気持ちが、よく分かるかもしれません」と説明していた。

■VRシネマティックアトラクション「アーガイルシフト」

 アーガイルシフトは、巨大ロボットに乗り込んで敵と戦うVRアクティビティ。言ってしまえば「機動戦士ガンダム」のコクピットに入り、空中戦で敵のモビルスーツをやっつけながら進むような内容だ。操縦桿を両手に握り、敵機を一機また一機と撃墜していく快感。ファーストガンダム世代の筆者としては、ニュータイプに覚醒したアムロ・レイの気分を存分に味わえた次第である。所要時間は約7分。

 アーガイルシフトはプレイヤーの操作に応じて筐体が前後左右に傾き、振動する仕様。現場のスタッフは「VR技術と稼働筐体を組み合わせることで、これまでにない臨場感と没入感を生み出せることが分かりました。今後の展開にも大きな可能性を感じています」と説明する。ちなみに筆者はプレイ前、酔うのではないかと若干心配していた。しかし実際、それは取り越し苦労に終わった。そのことを話すと「人は視覚から入ってくる情報と身体の動きが合わないと酔ってしまいます。アーガイルシフトは筐体も動くので、脳を騙すことができるんです」と解説してくれた。
《近藤謙太郎》
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