ナンジャタウンでHoloLens「パックマンで追いかけっこした午後」 | RBB TODAY

ナンジャタウンでHoloLens「パックマンで追いかけっこした午後」

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開発に携わったお二人。蚊取り大作戦の入り口で
  • 開発に携わったお二人。蚊取り大作戦の入り口で
  • MRを通じて現実世界でパックマンが遊べる「PAC IN TOWN」
  • 係員の指示に従ってゴーグルの位置を調節
  • 開始位置(ARのマーカー)に立ってマーカーを認識すれば準備完了
  • 筆者も体験した
  • ゲームプレイのために広い空間が確保されている。奥のディスプレイには、実際のプレイヤーの視界が表示される
  • プレイ中の様子。迷路の壁は青色だ
  • プレイ中の様子。迷路の壁は青色だ
 HoloLensはマイクロソフトが作り上げたMRゴーグル。先日、このHoloLensを使ったアトラクションを遊びに、池袋のナンジャタウンに行ってきた。

 現在、ナンジャタウンには、このHoloLensを使ったアトラクションが2つある。1つは「PAC IN TOWN」で、もう1つは「一網打尽!パッチン!蚊取り大作戦」だ。

現実世界を舞台にしたパックマン「PAC IN TOWN」


 パックマンと言えば、だれもが知っているアーケードゲーム。今回体験した「PACK IN TOWN」は、AR技術を駆使して、この現実世界を動き回ってパックマンを遊べるという仮想現実ゲームなのだ。ちなみにこのアトラクションは期間限定の開催で、今年の1月から開催されており、ゴールデンウィークシーズンの5月6日まで開催されている。終わり近くでは混雑が予想されるので、興味がある人は早めに遊びに行った方がいいだろう。

MRを通じて現実世界でパックマンが遊べる「PAC IN TOWN」
MRを通じて現実世界でパックマンが遊べる「PAC IN TOWN」


 プレイヤーの準備はMRゴーグルのHoloLensを装着するだけ。係員の指示に従ってゴーグルの位置を調節したり、開始位置(ARのマーカー)に立ったりすることで、プレイ準備は整う。ゴーグル自体はほぼオリジナルと同じだが、より固定性を高め、触ったときの感触を高めるためか、頭の後部に回すホールドベルトには革が巻かれている。しかし、動き回るゲームということもあり、ゴーグルが下がってきてしまいやすい印象だった。まあ、これは僕の頭の形状の問題もあるかも知れないが。

係員の指示に従ってゴーグルの位置を調節
係員の指示に従ってゴーグルの位置を調節


開始位置(ARのマーカー)に立ってマーカーを認識すれば準備完了
開始位置(ARのマーカー)に立ってマーカーを認識すれば準備完了


筆者も体験した
筆者も体験した


 さて、実際のプレイ感の話をしよう。スタート位置に立って周囲を見回すとコースの青い壁が周囲にめぐらされているのがわかる。そして、クッキーが空中に浮かんでおり、幽霊がフワフワと移動している。こいつに捕まると、移動はできるが、クッキーを食べることはできなくなる。プレイヤー2人でステージのすべてのクッキーを食べるとクリアで、次のステージに進むことができる。プレイには時間制限があるので、幽霊に捕まるのは致命的なのだ。

ゲームプレイのために広い空間が確保されている。奥のディスプレイには、実際のプレイヤーの視界が表示される
ゲームプレイのために広い空間が確保されている。奥のディスプレイには、実際のプレイヤーの視界が表示される


プレイ中の様子。迷路の壁は青色だ
プレイ中の様子。迷路の壁は青色だ
プレイ中の様子。迷路の壁は青色だ


 実際にプレイしてみると、周囲の状況を確認しながら効率的に移動していくのはなかなか難しい。クッキーが浮かんでいる空間に歩いていくと自動的にそれがゲットされ、スコアカウントが上がっていく。ユーザーがもっとも注意するべきは幽霊なのだが、幽霊に気を使いながら移動していくのはけっこう難しく、僕も1回、幽霊に触れられてしまった。

 僕が触れられてしまってクッキーを食べられない間も、パートナーは普通にクッキーを食べられるわけで、捕まるときはできるだけパートナーから引き離して捕まるのがチームワークとしてはいいのかも知れない。

 懐かしのパックマンを現実世界に拡大した「PACK IN TOWN」。これはなかなかに面白いと思ったのは確かだが、周囲をキョロキョロ見回して状況を把握しなければならないので、アーケード版よりも難易度が高いと感じた。

「一網打尽!パッチン!蚊取り大作戦」


 このゲームはナンジャタウン伝統の「蚊取り」シリーズの流れを受けてのアトラクションゲームだという。実にナンジャタウンが出来た1996年からあるシリーズとのこと。“日本の夏は「蚊取り線香」”という話もあるので、本当に夏の風物詩という感じのゲームだ。この手のアミューズメント施設は夏休みに家族で訪れるケースも多そうで、「蚊取り」という言葉はハートに響きそうだ。

昭和の香り漂う街並みのなかにアトラクションがある
昭和の香り漂う街並みのなかにアトラクションがある


 このゲームの舞台はナンジャタウン内の福袋七丁目商店街。猛威を振るったアマゾン蚊が新種の凶暴な蚊に進化して、さらに暴れまわるので、プレイヤー(アトラクション参加者)は「蚊取害虫駆除会社」の社員となり、最新装置のHoloLensを装着してこの新種の蚊を駆除するというストーリーだ。この蚊は目で見ることができないのだが、HoloLensを装着すると、見ることができるのだ。

社員募集のポスターもある
社員募集のポスターもある


プレイにはゴーグルに加えて大きな手を装備する必要がある
プレイにはゴーグルに加えて大きな手を装備する必要がある


 プレイ時はHoloLensに加え、蚊を叩き潰すための「大きな手」を両手に装着する必要がある。これらの装備を装着し、蚊取り線香のケースのような豚さんの乗り物に乗って、町のなかを動き回り、見つけた蚊を叩き潰していく。蚊を倒すには大きな手で拍手するように手を合わせればいい。

 装備を固めて蚊取り電車に乗ると、係員の人が安全のための固定バーをセットしてくれて、ゲーム開始だ。電車が移動していくと、HoloLensの視界のなかに3Dの蚊が飛んでくるので、射程に入ったところで手をたたいて蚊をつぶしていく。ちなみに電車が走っていくコースはやや薄暗く、薄気味悪い。あちこちに蚊のフィギュアが設置されていて、リアル感を加速させてくれる。

蚊取り線香電車が薄暗いコースを走る
蚊取り線香電車が薄暗いコースを走る


あちこちに蚊のフィギュアも
あちこちに蚊のフィギュアも


 パンパン手をたたいていくと、なんとなく気持ちが上がっていく感じで、あっという間に楽しく1周回ってしまった。プレイ終了時には点数によって今後の給料が表示されるので、真剣にプレイしよう!という感じ。ちなみに電車は2両編成で、2人で乗って、ポイントを競うことができる。

蚊取り線香電車が薄暗いコースを走る
手を叩いて蚊を倒す


点数によって今後の給料が表示される
点数によって今後の給料が表示される


 この蚊取りのアイデアは面白く、いいゲームに仕上がっているのではないかと思う。ARゲームの1つの可能性を考えさせてくれる。

 アトラクションから外に出ると、そこは「福袋7丁目商店街」、これは古い昭和の街並みのような雰囲気を持ち、蚊取り線香からつながるいいムードを演出している。子供連れのお父さん、お母さんも懐かしくなってしまうかも知れない。街ごと演出しているのがナンジャタウンの魅力だ。まるで近所に遊びに行ったように感じてしまう。

懐かしいポストも。ちなみに郵便物を入れると本当に届くそうだ
懐かしいポストも。ちなみに郵便物を入れると本当に届くそうだ


 それにしても、最近のマイクロソフトはいろいろやってくれる感じだ。HoloLensといい、AI機能を生かした「りんな」といい、時代の最先端のものをいい感じに世の中に提供している。
《一条 真人》

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