韓国のカルト宗教団体が、Netflixドキュメンタリーの続編に対して放送禁止の仮処分を裁判所に申し立てた。
Netflix Koreaの関係者は8月5日、オリジナルドキュメンタリー『すべては神のために:裏切られた信仰』の続編『私は生き延びた:韓国を揺るがせた悲劇の中で』の公開をめぐって、「現在、確認中」との立場を明らかにした。

『私は生き延びた』は、2023年に韓国社会に大きな衝撃を与えた『すべては神のために』の続編にあたり、8月15日に配信が予定されている。今回は、韓国を揺るがした4つの重大事件に焦点を当てるとされている。
続編では、前作でキリスト教福音宣教会(JMS/通称「摂理」)の教祖チョン・ミョンソクによる性暴力を告発した被害者・メープルの近況や、新たな被害者たちの証言も盛り込まれる予定だ。

JMS側は前作公開時にも、制作側に対して放送禁止の仮処分を申し立てたが、裁判所はこれを却下。「社会に警鐘を鳴らし、類似の被害を防止するという公益的な目的がある」として、申請を認めなかった。