タブレットを複数並べてパブリックビューイングに……MMT実装の応用 | RBB TODAY

タブレットを複数並べてパブリックビューイングに……MMT実装の応用

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  • MMTを応用してマルチスクリーンを実現
 パブリックビューイングなど大勢で大画面を見る楽しみは、会場にいなくてもその場の全員と一体感を味わえることだろう。しかし、巨大スクリーンやプロジェクターを用意するのはなかなか難しい。タブレットやスマートフォンを並べてひとつの画面を構成できれば、その可能性は広がる。

 NTT R&Dフォーラムでは、MMTプロトコルを利用した複数ディスプレイによるひとつの動画を同期再生する技術デモを見ることができる。

 MMTプロトコルはMPEG画像を複数の経路で伝送しやすいように映像の時間情報を持っている。この情報を利用して、分割した動画データを複数の端末で同期再生しようというのが、展示している技術の原理だ。

 この技術を利用すれば、例えば4K画像を4台、9台といったタブレットに分割表示できる。MMTは標準プロトコルなので、対応アプリがあれば任意の端末をその場で同期させることもできる。つまり、人数が集まればその場で大画面の動画再生も不可能ではない。

 ただ、現状でMMTに対応したタブレットは限定される。デモではLinuxを搭載したタブレットを利用していたが、アプリが対応すればスマートフォンでも同じことが可能だという。また、画面サイズにとくに制限はないが、当然ながら元になる画像の解像度を意識しないときれいな分割表示にはならない。

 いまのところ、バラバラに持ち寄ったタブレットでその場でパブリックビューイングというわけにはいきそうにないが、例えば4K、8K画像のパブリックビューイングを簡単に実現したいと思った場合(オリンピック中継などでは今後ニーズはあるだろう)、高価な対応ディスプレイを用意できなくても、HD、2Kディスプレイのマルチスクリーンで実現できるようになる。
《中尾真二》

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