【レビュー】au網を使うケイ・オプのMVNO「mineo」に京セラ製新端末「LUCE」が登場 2ページ目 | RBB TODAY
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【レビュー】au網を使うケイ・オプのMVNO「mineo」に京セラ製新端末「LUCE」が登場

IT・デジタル スマートフォン
日本人の平均的な男性の手に自然に馴染む。全てのボタンやアイコンに指が届く理想的なサイズ
  • 日本人の平均的な男性の手に自然に馴染む。全てのボタンやアイコンに指が届く理想的なサイズ
  • スピーカー穴(受話口)が無いことに注目。「スマートソニックレシーバー」搭載で、ディスプレイ面のどこに耳を当てても相手の音声を聞き取れる
  • サイドのスチール風フレームが端末のアクセントとなっているとともに、高級感も
  • 背面はシボ加工したラバー風素材が使われており、これによりグリップ感を高めている
  • 端末上部に電源ボタンとイヤホン端子を配置
  • 端末下部に外部接続端子(マイクロUSB)と、通話用マイクを配置
  • 端末左側に音量ボタンを配置。音量[↓]を長押しすることで、マナーモードのON/OFFができる
  • メインカメラは約800万画素。HDR撮影や、フルHDサイズ(1920×1080ピクセル)の動画撮影にも対応
■希少なau網を使うMVNO「mineo」を使う意義とは

 MVNOの大半は、NTTドコモのネットワークを使っている。ご存知の通り、各通信事業者は基地局の配備や割り当てられた周波数帯域の活用にそれぞれ戦略があり、場所によって通信事業者ごとの電波の入りの良し悪しがあったり、ネットワーク品質(通信速度等)に差が出たりすることがある。筆者の感覚で言わせていただければ、たとえばNTTドコモは確実に音声通話ができることに重きを置いているように感じる。

 したがってエリアは充実しているが、3Gのネットワークも活かしながらエリア展開を続けている印象。一方で、auは電波が遠くまで届いたり、建物の奥まで回りこみやすい、いわゆる「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯域に、優先的にLTE方式を割り当てエリア整備を進めているようで、データ通信主体に使う場合にはauのネットワークに魅力を感じている。

 「場所を問わず確実に通信ができる状況にしておきたい」と考えるなら、異なる通信事業者の回線を複数所持すれば良いわけだが、とはいえスマホを維持するには1回線あたりそれなりのコストがかかる。これはこれで頭の痛い問題だ。そこで維持費を抑えるためにMVNOのサービスに目が向くことになる。

 NTTドコモのネットワークを使うMVNOが大半という中で、大阪に本社を置く関西電力系のMVNO、ケイ・オプティコムが提供するmineoは、auのネットワークを使っている非常にレアなサービスである。2014年6月にサービス提供を開始。同社の報道発表によれば、すでに4万件を超える契約があり、かつ音声通話契約付きのデュアルタイプの契約が増加傾向にあるそうで、これはメイン回線としてmineoを選択するユーザーが増えていると考えられる。

 mineoはauが得意とするプラチナバンド帯のLTE網を安価に利用できるとあって、筆者もサービス提供開始時からmineoを使ってきた。しかしmineoはau網が使える一方で、端末の調達にはどうしても制約が多かったのも確か。auの展開するプラチナバンド帯のLTEを有効利用するには、結局はauの比較的最近に市販された中古端末以外に選択肢がほとんどないためだ。このため、mineoはサービス提供開始当初から、スマホ端末の同時販売も行ってきたが、このほどmineoで3機種目となるスマホ新端末がお目見えした。それが今回紹介する京セラ製スマートフォン「LUCE」(KCP01K)である。

■信頼性の高い京セラ製の国産スマホの登場

 mineoは当初から独自の端末を用意し、SIMカードとセットで販売を試みてきた。これまで市販されたmineoオリジナルのスマホは、シャープ製「AQUOS SERIE(SHL25)」と、京セラ製「DIGNO M(KYL22)」。いずれもauでも販売されている国産モデルを投入してきた。しかしながら、AQUOS SERIEは価格が75,600円(分割の場合は3.150円×24回)、DIGNO Mも48,000円(分割の場合は2,000円×24カ月)と、安心して利用できる国産モデルながら決して安価とはいえなかった。

 端末価格が高価となれば、実際のところ格安SIMを使う意味が薄らいでしまう。ましてや大手3事業者の販売合戦のおかげで、型落ちモデルであれば3事業者の国産人気モデルでもかなり安価に購入できてしまったりする。
《木暮祐一》
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