防犯システムの基本 Vol.1~防犯システムとは? | RBB TODAY

防犯システムの基本 Vol.1~防犯システムとは?

ブロードバンド セキュリティ

一般的なカメラの例。強固な金属製の筐体に収まっており、配線は支柱の中を通すタイプだ。
  • 一般的なカメラの例。強固な金属製の筐体に収まっており、配線は支柱の中を通すタイプだ。
  • 記録装置は大容量HDDを内蔵し長期間の保存が可能。容量がいっぱいになると古いデータから上書きしていく。
 ひと言で「防犯システム」といっても、その定義や内容は多岐に渡る。

 文字通り「防犯」のための「システム」であればさまざまなものが含まれるが、そもそも「防犯」という言葉自体、非常に幅広い意味を持っている。

 各種の「カギ」「センサー」「監視カメラ」は真っ先に含まれるものだし、最近ではこれらを統合したシステムで運用される場合も多い。

 中でも一般的に多用されているのが「防犯カメラ」、つまり「監視カメラ」だ。

 警戒したい場所に設置して撮影を行うもので、基本的に24時間365日撮影しっぱなしで運用される。もちろん、1台だけでなく複数のカメラを設置することも多い。撮影した画像はハードディスク(HDD)などに記録され、画面にはカメラ番号や撮影日時(タイムスタンプ)が同時に写し込まれる。管理施設の表示モニターに複数のカメラの画像を分割して表示できるタイプも多い。

 また、ここ数年で大容量HDDの価格が下がったこともあり、中には数か月~数年間もの期間をまるまる記録できるモデルも珍しくない。例えば、食品業界では賞味期限内の生産工程をまるまる保存しようとする動きが広まっているのだ。

 カメラ自体の性能アップも見逃せない。 カメラのスペックを考えると、スマホのカメラやデジカメと同じく、解像度を上げた高画質化や暗所撮影に適した高感度化などはその筆頭といえる要素になる。

 例えば、何かあった時に証拠として使う場合、画面の一部を切り出して拡大できると証拠能力が著しく向上する。最近では小型カメラでもフルHD画質(1980×1080ピクセル)は珍しくないが、高画質化は記録容量と相反関係にあるのが悩みどころでもある。

 また、証拠が必要となるような事案は夜間に発生することが多く、暗い状況でもできるだけ鮮明に撮れることが望ましい。数年前は高感度な映像素子はあまりなく、またあったとしても高価で、赤外線投光機を組み合わせて暗所に対応していた。最近では補助光なしで暗所撮影が可能なカメラも登場している。

 つまり、監視カメラを中心とした防犯システムは、ここ数年で大きく性能アップしているということ。カメラも記録装置も、その両方が進化しているので、この「防犯システムNAVI」では最新の動向を報告する予定だ。
《防犯システム取材班/宮崎崇》

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