タモリを新CM起用した訳…”ないと寂しい”タモロス現象狙う | RBB TODAY
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タモリを新CM起用した訳…”ないと寂しい”タモロス現象狙う

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「サントリーBOSS新CM発表会」
  • 「サントリーBOSS新CM発表会」
  • サントリーBOSSの新CMに起用されたタモリ
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  • タモリとサントリー食品インターナショナルの食品事業本部ブランド戦略部長北川廣一氏のフォトセッション
  • サントリー食品インターナショナルの食品事業本部ブランド戦略部長北川廣一氏
 28日、タレントのタモリが「サントリーBOSS新CM発表会」に登場し、多数の報道陣が駆けつけた。”タモリを見ないと寂しい”といったタモロス現象がある中、CMにタモリを登場させ視聴者を引きつける、そんな巧みなブランド戦略があった。

 CM発表会には、サントリー食品インターナショナルの食品事業本部ブランド戦略部長北川廣一氏が登壇して、BOSSブランドのコミュニケーション戦略を話した。直近ではうる星やつらの「ラムちゃん」をCMに起用した「リゲインエナジードリンク」も手がけるブランド戦略を決める仕掛人だ。

 世の中で言われる”タモロス現象”に関して、当人のタモリは「今月から落ち着いているんじゃないですか、世の中すぐ忘れますから。今、全く全然気にしてないと思います」、「そんな現象ありますか?マスコミの方が言っているだけなんじゃないですか」と懐疑的。

 しかし、テレビという存在に関しては、タモリ「最近家にいて、考えてみると内容を覚えていないだけで結構見てるんですよ、しょっちゅうどこかの番組をつけっぱなしにしてます」と。加えて「日本のテレビって世界で一番面白いらしいんですよ。外国人の人に言わせてもそうですし、長年アメリカなんかに行っていた人、もちろん英語をしゃべれる人ですが日本に帰ってくると日本のテレビは見るって言いますし、やっぱり見ちゃいますね」と、なくてはならない存在であることを明かした。

 この”ないと寂しい”という気持ちを狙ったのが新CM、”テレビと缶コーヒーは似ている”というコピーに関して、北川氏「昨今テレビを見なくなったという声も聞きますが、テレビがないと寂しいというのが日本人の気持ちだと思う。缶コーヒーも、普段は気にならなないかもしれないが、なくてはならない存在、そういうところが似ている。テレビと缶コーヒーはこの40~50年、我々日本人の心のよりどころになったという思いを企画にした」と、新CMの狙いを話した。

 消費税増税やコンビニのカウンターコーヒーの台頭によって、缶コーヒー市場を取り巻く環境は厳しい。同社が選択したのは製法にこだわって付加価値を与えるプレミアム戦略、CMにタモリを起用して認知の拡大を狙う。
《編集部》
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