スケールメリットを活かして魅力的な独自端末・サービスをつくる……ソフトバンク新製品発表会 | RBB TODAY
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スケールメリットを活かして魅力的な独自端末・サービスをつくる……ソフトバンク新製品発表会

エンタープライズ モバイルBIZ
ソフトバンクモバイル 田原眞紀氏
  • ソフトバンクモバイル 田原眞紀氏
  • ソフトバンクとスプリントは共同で端末・サービスの開発プラットフォームを構築した
  • 狭額縁化を実現したAQUOS CRYSTAL
  • harman/kardonのスピーカーを同梱
  • 米国では3つのキャリアブランドから発売される
  • シャープ 代表取締役社長 高橋興三氏
  • アプリサービスの共同開発プラットフォームを構築
  • アプリ定額取り放題サービスの「AppPass」
 ソフトバンクは18日、グループ企業の米スプリントと共同開発したスマートフォン新製品「AQUOS CRYSTAL」の発表会を開催した。

 ソフトバンクグループの孫正義氏は今年5月、決算発表会の場で、今後スマートフォンの新製品発表会開催しない考えを宣言していた。今回はそれからわずか3ヵ月での発表会開催ということもあり注目が集まった。蓋を開けてみれば、昨年7月に子会社化した米スプリントと、一年越しで製品化したスマートフォンが発表される運びとなった。

 発表会の壇上にはソフトバンクモバイルからマーケティング戦略統括部 統括部長の田原眞紀氏が登壇。「今日まで1年間に両社のシナジーを最大化するために取り組んできた成果が実った最初の製品」とコメントした。

 両社が共同で端末を開発するメリットについては「今回は開発のプラットフォームづくりから取り組んだため、今後さらに端末開発の効率を上げながら発展させていくことができる下地ができた。調達面での効率化も図りながら、今後国内外で競争優位性のあるオリジナル端末を精力的に開発できるだろう」とした。

 「AQUOS CRYSTAL」シリーズは日米両地域で展開される通常モデルと、日本向けに機能をカスタマイズしたプレミアムモデルの「AQUOS CRYSTAL X」の2モデル構成。製造するシャープの十八番であるディスプレイ技術を活かしたスーパーナローベゼル仕様を特徴としていて、同社ではこれを"フレームレス構造”と呼んでアピールしている。田原氏は"フレームレス”の効果を「手のひらいっぱいにWebブラウジングが楽しめるだけでなく、まるで目に見えている背景を切り取るようなカメラ撮影や、臨場感たっぷりの動画再生など今までにない体験が得られる」と強調する。実際に手に持ってみると、4インチ台のスマートフォンを扱う感覚で馴染みがよい。

 ソフトバンクの直販サイト、SoftBank SELECTIONでは5万円台で販売されているharman/kardonのBluetoothスピーカーが標準で同梱されることも特徴。バッテリーライフはディスプレイの消費電力を抑えるなど工夫を凝らすことで、およそ3日を超えるロングライフを実現している。

 12月以降の発売が予定されている「AQUOS CRYSTAL X」では、ソフトバンク初のVoLTEサービスに対応を予定。先行して8月29日から国内展開が始まる通常モデルも、後にソフトウェアアップデートにより対応する見込みだ。
《山本 敦》
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