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国内初、Photoshopからの3Dプリントを実現……DMMとアドビが連携サービスを発表

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
DMM.com 代表取締役 松栄立也氏
  • DMM.com 代表取締役 松栄立也氏
  • アドビ システムズ デジタルイメージング製品担当 栃谷宗央氏
  • DMM.com 3Dプリント事業部事業部長 白井秀範氏
  • DMM.com 3Dプリント事業部営業部長 岡本康広氏
  • クリエイターズマーケットの概要
  • 秋葉原に新しい拠点も構える
  • DMMの3Dプリンターサービスで制作されたアイテム
  • DMM.makeのホームページから3Dプリンタのプロファイルがダウンロード可能に
 DMMの岡本氏はアドビとの提携を実現したことについて「3Dプリントは、データ作成の部分などまだまだ障壁が高いクリエーション分野だったが、Photoshopは国内でも非常に多くのユーザーが使っているアプリケーション。ここから3Dのクリエーターを一緒に育てていきたい」と抱負を語る。

 同社代表取締役の松栄立也氏は、「3Dプリンターは過去に何度かブームになりかけたがうまく火が付かなかった。今回、アドビがPhotoshopでの対応を発表されたことは非常に大きなトピックスだと考え、連携をオファーした結果、実現できたことをとても嬉しく思っている」とし、昨今の3Dプリンターブームを一時的なものではなく、ひとつのクリエーションのかたちとして、あるいはビジネスとして定着させていきたいと意気込む。

■秋葉原に3Dプリントの新拠点を開設

 DMMの3Dプリント事業の展望と今後の施策については、3Dプリント事業部事業部長の白井秀範氏が概要を紹介した。

 アドビのPhotoshop CCとの連携により、クリエイターにとって3Dプリントのデータを「つくる」ための環境が整ったが、白井氏は「つくって終わりなのではなく、DMM.makeから提供している『売る』『買う』段階までのプラットフォームをアピールしていきたい」としながら、クリエイターが制作した作品や3Dデータを販売できる同社の「クリエイターズマーケット」の展開にも力をいれていく考えを示した。またユーザーどうしで制作方法を投稿したりシェアできる、同プラットフォームのメディア機能についても活用術を提案していきたいとした。

 さらに東京・秋葉原に3Dプリント事業の拠点を構える計画も明らかにされた。駅前にある富士ソフトビルの3フロアを使用して、3Dプリントの工作機械を揃えたガレージや3Dプリントセンター、ものづくりの企業が入居できるテックシェアオフィスを構築。一般クリエイターの来場も受付けながら、3Dプリンターによる造形見学・体験ができる場にしていく。

 また3Dプリントによるクリエーションをテーマにしたコンテストの主催・協賛にも力を入れていく。白井氏は「今後もアドビとDMMは連携を強化しながら、クリエイターの方々の活躍を支えていきたい」とコメントした。

 本日の発表会には3Dプリントの企画制作ソリューションを提供するケイズデザインラボから代表取締役社長の原雄司氏や、クリエイターを代表してチームラボの代表取締役社長 猪子寿之氏、ピクシブの代表取締役社長 片桐孝憲氏も出席し、両社の提携スタートにエールを贈った。
《山本 敦》
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