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世界初、グローバルアプリM&Aプラットフォーム……AppTrader

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 Lotus・Fは9日、全世界の事業者間でスマートフォンアプリを売買することが可能な、スマートフォンアプリM&Aプラットフォーム「AppTrader」のベータ版の提供を開始した。

 Lotus・Fは、スマートフォンアプリ市場の成長は、全世界で顕著である一方、会員獲得や収益化が困難なケースがあり、ライフサイクルも早い、と分析する。そこで「AppTrader」では、アプリの売買をアプリビジネスにおける収益化の手法として定着させることを目的とする。アプリを「グローバル」に売買が可能なプラットフォームを提供し、アプリの「売り手と買い手」の双方に利益をもたらすことを目指す。

 ベータ版では、アプリの売り手の先行登録を受け付ける。正式リリースは7月上旬を予定しており、正式リリース後にアプリの売買が可能となる。

 従来の日本におけるアプリM&Aでは、売り手の情報が秘匿されており、さらに売買が国内に限定されており、国内外で「今」求められているアプリの把握が困難だった。「AppTrader」では日本はもちろん、米国、中国、ASEANという巨大なアプリ市場にターゲットを設定し、売買主双方に対してパートナーを仲介する。

 日本国内においては、仲介者を利用する事が多く、売買金額の高いアプリのみが市場に出回りがちだが、「AppTrader」では個人でも取引が可能なため、比較的に安価なアプリでも取引できる。

 また、アプリはウェブサイト売買と異なり、ツールやゲームアプリなど直感的に操作しやすいアプリが多く、言語依存度が比較的低いため、グローバルに展開しやすく、国や地域をまたぐ売買によるメリットが大きいのも特徴だ。

 「AppTrader」は、iOS、Androidの各マーケット上に登録されたスマートフォンアプリの権利全て、ソースコードや開発に必要な関連ファイル、所有権、既存ユーザーなどを含めた売買を行なうためのマーケットプレイスだ。売買が成立した場合、各マーケット上での権利移譲と、その他開発関連のすべてのリソース移譲を行なう。システム利用料は、買い手は売買価格の5%、売り手は売買価格の20%。
《高木啓》
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