大西社長は、「ファッションにおける今後の価値創造」について話した。全体的に下降状況にある市場ではEC業界のみ業績を伸ばし、日銀の金融政策で高額の貴金属は売れるようになったが、依然衣料品は厳しい状況にあることを指摘。また海外のラグジュアリーブランドを例に挙げ、すべてのブランドにおいて服よりも雑貨の購買シェアが高く締められていることは異常事態だと言い、アパレル分野においての顧客価値の追求が課題だとした。そして「ジャパンラグジュアリーの構造」を案に掲げ、技術・伝統・文化・職人技すべてを凝縮した“日本の一流”を作り上げることが大事であると説いた。若者の感性は日本が世界でも最も優れており、それを有効に育てて"made in japan"にこだわったモノ作りをすれば、他国に負けないと強く主張。