アプリに特化した専門イベント「アプリジャパン2014」6月に開催……Interop Tokyo 2014と同時開催 | RBB TODAY

アプリに特化した専門イベント「アプリジャパン2014」6月に開催……Interop Tokyo 2014と同時開催

 20日、ナノオプトメディアは、スマートフォン、タブレット等で広がるアプリに特化したイベント「アプリジャパン2014」を6月に開催すると発表し、報道機関や関係者に向けて説明会を行った。

ブロードバンド その他
ナノオプトメディア 取締役COO 大嶋康彰氏
  • ナノオプトメディア 取締役COO 大嶋康彰氏
  • アプリをとりまく世界
  • デジタルメディアコンサルタント 江口靖二氏
  • ニューフォリア 取締役CTO 羽田野太巳氏
  • スマホではアプリ使用が圧倒的
  • ブラウザランタイムを活用した例
  • スマートフォンのスペックは劇的に向上している
  • HTML5アプリの収益性は悪くない
 20日、ナノオプトメディアは、スマートフォン、タブレット等で広がるアプリに特化したイベント「アプリジャパン2014」を6月に開催すると発表し、報道機関や関係者に向けて説明会を行った。

 アプリジャパンは、2014年6月11日から13日、幕張メッセでの開催が予定されている。出展予定社は100社、Interop Tokyo 2014との同時開催となるため、主催者の来場見込み数は、14万人(併設イベント合計)をみている。主催するナノオプトメディアによれば、 「おそらく、アプリに特化した専門イベントとしては日本最大のものになる(同社取締役COO 大嶋康彰氏)」とのことだ。

 記者発表では集まった関係者に向けて、デジタルメディアコンサルタントの江口靖二氏がイベントの背景や意義を説明した。

 PCだけでなく、スマホやテレビ、その他新しいデバイスが次々とインターネットに接続されるようになり、これらはGPS機能など位置情報とリンクすることで、デバイスや場所を越えたつながりを持つようになっている。

 このような中、各デバイスで動いているソフトウェアも変化してきている。PCは、パッケージ式のスタンドアロンアプリからブラウザをフロントエンドとしたWebアプリ、クラウドサービスが現在の主流だ。スマートフォンやタブレット向けのネイティブアプリやPCと同様なブラウザベースのWebアプリの市場が伸びていることは論を待たないだろう。

 あらゆるデバイスがいつでもどこでもつながるようにはなったが、次のステップを考えたとき、なにが重要になるか。現状は、コンピュータ、放送、通信、広告などそれぞれの業界がバラバラにWebに関わっている状態ではないかと江口氏は言う。InteropではIMCやデジタルサイネージジャパンという関連イベントが併設されているが、アプリという接点でこれらの業界の関わりや連携をシームレスにまとめることができるのではないか。このような考えから、アプリジャパンを企画したという。

 なお、ここでいう「アプリ」とは一般的な用語のアプリケーションプログラムの略称ではなく、PCやスマートフォンなどのブラウザでアクセスするWebサイトまたはクラウド上のサービスのこと、あるいはWeb上のサービスにアクセスするためスマートフォンやタブレットにインストールされるソフトウェアのことである。

 PCからは、多くの場合、標準ブラウザでWebサイトまたはクラウドにアクセスする形だが、スマートフォンやタブレットは、PC同様のブラウザ経由でサービスにアクセスするパターンと、OSごとに対応したネイティブアプリが直接Web、クラウド上のサービスと通信するパターンが存在する。アプリジャパンではどちらのアプリも対象となり、ネイティブアプリの開発ベンダーやHTML5でWebサービスを展開するサービス・コンテンツプロバイダーなどに広く参加を募るという。

 次のセッションでプレゼンテーションを行ったニューフォリア 取締役CTO 羽田野太巳氏は、ネイティブアプリとHTML5アプリの融合が進むとみている。現在、多くのサービスプロバイダは、スマートフォンやタブレットのアプリに対して、HTMLベース(5を含む)のアプリやサービスよりネイティブアプリを採用する傾向が高い。これは、ネイティブアプリの方が、パフォーマンスを出しやすく、UIの設計を含めてきめ細かい機能の作り込みが可能だからだ。

 HTML5アプリの課題は少なくない。パフォーマンスの問題は中でも大きなものだ。他にもメモリ消費、デバッグにしにくさ、デバイスアクセスが困難などの問題は以前として残っている。この傾向はニールセンの調査にも表れており、スマートフォンの使用時間のうち、アプリを使っている時間のほうがWebアクセス(ブラウザ利用)より圧倒的に多い。しかし、羽田野氏は、近年、アプリのフロントエンドにはHTML5を利用し、実際のサービス機能や通信部分の実装にネイティブアプリを使うハイブリッドアプリが増えているという。こうすれば、UI部分などHTML5やCSS3などを使って効率よく、しかも標準化された手法で開発でき、パフォーマンスが要求される本体機能部分はネイティブアプリの強みを生かせる。

 近年、スマートフォンのスペックやCPUアクセラレーションの技術も向上してきている。ハイブリッドアプリは、IVI、スマートテレビ(ハイブリッドキャストもハイブリッドアプリである)など応用もひろがっているという。

 他にも、Tizen、FireFox OS、BlackBerry 10、Kindle Fire、そしてChrome OSなどメジャーなOSやデバイスもハイブリッドアプリを応用した例だ。自社でハイブリッドアプリを開発したければ、PhoneGapやapplicanといったWebアプリのランタイム基盤をスマートフォンに実装すれば実現できる。じつはapplicanは羽田野氏の会社が開発した日本独自のランタイム基盤だそうだ。

 羽田野氏は、ネイティブアプリとHTML5アプリが融合することで、Web of Things(モノのWeb)の世界が広がるとする。

 なお、6月のアプリジャパンは、企業の展示がメインとなるが、「APPS JAPAN 2015 Winter」として、年末か来年早々にカンファレンスやコミュニティイベントを中心とした姉妹イベントを開催することも予定されている。
《中尾真二》

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