【NTT R&Dフォーラム2014 Vol.6】360度ライブ映像配信や雑談対応音声応答など身近な技術も多数 | RBB TODAY
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【NTT R&Dフォーラム2014 Vol.6】360度ライブ映像配信や雑談対応音声応答など身近な技術も多数

ブロードバンド テクノロジー
ニコファーレの全天周カメラ配信システムのデモ
  • ニコファーレの全天周カメラ配信システムのデモ
  • このヘッドマウントディスプレイで舞台上の好きな方向を見ることができる
  • ヘッドマウントディスプレイ
  • 3D対応なので、流れるコメントの3D
  • 雑談対応の音声認識・応答エンジン
  • 過去の会話や常識データベースから返答を構成していく
  • 会場なノイズが多く、微妙に誤認識
  • 周りの人の会話がまざるとこんな具合
 NTT R&Dフォーラムでは、ニコニコ動画のライブ会場(ニコファーレ)の全天周カメラの映像を配信するシステムや雑談対応コンシェルジェなど、実際にサービスとして展開し始めている技術も展示されている。

 ライブ映像の配信システムは、会場の全天周カメラの映像を自宅にいながら見ることができるというものだが、視聴にヘッドマウントディスプレイを利用し、舞台そでからアーティストを眺めたり客席など好きなところを見ることができる。自分が舞台のそでにアーティストといっしょにいるようなイメージだ。

 配信システムは、カメラの全映像ではなく、視聴者が見ている方向のデータを中心に送るように制御され、送信データを最適化し全天周カメラでありながらライブ映像の配信を可能にした。

 もうひとつ紹介するのは、しゃべってコンシェルやSiriのような音声認識・応答対応のユーザーアシスタンスに雑談など質問ではない会話を継続させるエンジンだ。このエンジンはドコモが提供しているクラウド型カーナビサービスである「ドライブネットインフォ」に実装されている。

 このエンジンは過去の会話や一般常識などの知識ベースを利用して、明確な質問ではない発話に対して応答を返してくれる。会場のデモでは、混雑のため周りの騒音や会話が多すぎたようで、自分が発話した以外の言葉も拾ってしまっていたが、人が少ない状態ではいちおう会話は成立していたそうだ。

 現在、この技術は「しゃべってコンシェル」には実装されていないが、機能そのものがAPIとして「Docomo Developers Support」で公開されているそうで、自作のゲームアプリなどに利用できるとのことだ。
《中尾真二》
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