「怪盗グルーのミニオン危機一発」 宮野真守インタビュー 演じるのは“子供でプレイボーイ”のアントニオ | RBB TODAY
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「怪盗グルーのミニオン危機一発」 宮野真守インタビュー 演じるのは“子供でプレイボーイ”のアントニオ

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2013年全世界で最もヒットしたアニメーション映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』が、いよいよ日本に上陸する。

9月14日、15日、16日の先行上映が大好評を博す中で、9月21日には全国ロードショーとなる。前作『怪盗グルーの月泥棒』で月を盗んだグルーが心を入れ替えて、マイホームパパになろうとするが、新たな事件に巻き込まれる。
映画は、グルーやマーゴ、イディス、アグネスの三姉妹、可愛いミニオンたちが再び大活躍。さらに美人捜査官のルーシー、新たな敵役エル・マッチョなど個性的な新キャラクターも登場する。エル・マッチョの息子アントニオもそのひとり、ちょとイケメンで、少年なのにプレボーイ。マーゴとアントニオは急接近、その恋の行方は?

そんな魅力的なキャラクターを演じるのは、声優界のプリンス、そして実力派として知られる宮野真守さんだ。宮野さんに、アントニオのアフレコの様子、そして映画について伺った。

-- 前作をご覧になっているそうですが、今回の作品の印象を教えてください。

-- 宮野真守さん(以下宮野)
前作では、大悪党の怪盗グルーさんが、ビックリするくらい子供への当たりが強くて(笑)、ドキッとするシーンがいっぱいあったんですけど、物語の中でそのグルーがあんなにも改心するなんて・・・。人の成長を感じさせていただきました。あんなに子供に優しい顔をするんだなと、観たときに安心しましたね(笑)
そんな素敵な前作があったので、今回はどうなるんだろうとワクワクして観たところ、グルーさんが親として成長していくという過程が描かれていたので、「大人」として、まだまだ成長する余地のある「大人」に、すごく感動したんですよ!娘を気遣う仕草とか、娘に男ができたんじゃないかって嫉妬する姿とか、一つ一つの仕草が本当にお父さんだなと思って、そしてさらに女性嫌いまで克服して、恋して、勝ち組だなと(笑)
「よかったねーグルーさん(感涙)」と思いながら観ていました。

-- アントニオは子供ながら女の子を弄ぶプレボーイですが、彼の印象はどうですか?
また、演じられていかがでしたか?

-- 宮野
プレイボーイの方向性が予想外でした(笑)子供でプレイボーイでキザでというのは聞いていたんですが、あんな完成された表情、立ち居振舞いができるなんて・・・予想外でした(笑)
女性を誘う仕草だったり、決め顔とか(笑)恐ろしい子だと思いながら観させて頂いて、役作りに臨みました。

-- そんなプレイボーイなアントニオですが、宮野さんの子供時代に重なるところはありますか?

-- 宮野
ないですね(笑)
僕はとってもシャイボーイでした(笑)誘うどころか、誘われるのをずっと待っていましたね。
その結果、誰にも誘われず、一人でお家に帰るみたいな(笑)。それで、お家で録画していたアニメを観るみたいな(笑)。
アントニオとは違う生活をしていました(笑)。

-- 今作ではどんなことに気をつけて演じられましたか?
また少年役を演じられることについてはどうですか?

-- 宮野 
今回もチャレンジでしたね。「ロラックスおじさんの秘密の種」のときも(少年・テッドの声を担当)アントニオとは全然タイプは違いますが、同じ年代のおマセな男の子を演じさせて頂いたんですけど、少年だから持ちうるような感情だったりとか仕草だったりとかが必ずあるんですね。そこを忘れないように演じなきゃなと思っていました。
どうしても、実年齢が出てしまうとおじさんっぽくなってしまうので(笑)。特に今回は30歳の女性の誘い方が出たらまずいわけですよ(笑)。なので、そこはちゃんと少年少女の中での淡くてピュアな恋心みたいなものが出せたらと思って臨みました。なので、今後とも、少年役をいただいた時はまっすぐさを常に忘れずに演じていきたいと思っております!(笑)

-- アニメーションのアフレコ現場とはまた雰囲気が違っていたかとは思いますが、収録はいかがでしたか? 
収録時のエピソードなどをお聞かせください。

-- 宮野
今回他の皆さんとお会いすることができなくて残念でしたが、先に録り終えていらっしゃった音声を聞かせて頂いたときに、鶴瓶さんや僕のお父さん役である中井貴一さん、中島美嘉さん、芦田愛菜ちゃん・・・みなさん本当に素晴らしくて。それを聞かせて頂いたことが自分にとっては嬉しかったというか。普段お会いできない方々と一緒に作品を作っていると感じることができたので、とても嬉しかったですし、気合いが入りましたね。

-- アニメーションのときと洋画に声をあてるときとの違いはなんですか?

-- 宮野
人間に声をあてるのとアニメーションのキャラクターに声をあてるというのは、やはり呼吸感の違いがあると思います。
洋画の場合は役者さんの呼吸を感じながら演じる。アニメーションの場合は、呼吸を作りだすとでもいいますか・・・文字通り「息を吹き込む」というイメージになると思います。

-- イルミネーション作品の面白さはどこだと思いますか?

-- 宮野
ずっと笑顔でいられるんですよね。それが素敵だなと思います。魅力がたくさんあるんですよ!アトラクション3Dだったり、根底に流れるテーマが深い愛情の物語であったり。
あとはやっぱり映像の細やかさだったり、コミカルな表現が最高におもしろい!特に「怪盗グルー」のシリーズはミニオンがかなり良い味を出していて。常に傍にいてくれるじゃないですか。本人たちに自覚はないかもしれないけど・・・、ふざけているじゃないですか(笑)。それが、もう本当に笑えるんですよね!それでいて、愛おしいし。映像の使い方が絶妙すぎて。

前作の「怪盗グルーの月泥棒」もそうでしたけど、今回もずっと笑い続けている間に大事な想いをもらったというような感じがあります。それってすごいことだなって。
ずっと画面上に釘付けにさせてくれる演出って、きっと実は細かく細かく計算して作っている、緻密な作業なんだと思うんです。

-- 今回、アントニオの父・エルマッチョ役は中井貴一さんが演じられましたが、中井貴一さんがお父さんというのはどんな気分でしたか?

-- 宮野
本当に光栄ですね、まさか中井貴一さんがお父さんなんて!あんなダンディなお父さん、素敵ですよね~。

-- グルー役の鶴瓶さんにすごい邪魔されていましたね。

-- 宮野
いや、恋を邪魔される感はアントニオはそんなに感じていないですよ。我が道を行っていて全然気にしてないというか、大人のあしらい方がうまいと言いますか(笑)

-- グルーはミニオンに子供も世話や家事全般、工場の仕事を頼んでいましたが、もしミニオンが身近にいたとしたら、何をお願いしたいですか?

-- 宮野
お願いしたことを一所懸命にやってくれるじゃないですか。その気持ちをこちらは貰って、それ以上望んじゃいけないのかなって(笑)。その健気さだったり、一所懸命さだったりを受け取ってあげるべきなんじゃないかなと思うくらい何にもできないじゃないですか、最終的に(笑)。
だからそこが愛らしくもあり、ちゃんと想いを寄せてくれて、気持ちもちゃんと持っている子たちなので、のびのびと生きてほしいですね(笑)。答えようとしてくれている気持ちが嬉しいです。

-- 『怪盗グルー』シリーズは『怪盗グルーのミニオン危機一発』で2作目となりますが、作品をご覧になっていかがでしたか?また、今作ならではの魅力はどういったところにあると思いますか?

-- 宮野
スケール感がどんどん大きくなっているなと感じています。グルーが参加する作戦もそうですけど、アトラクション3Dならではの映像の迫力というのがどんどん増しているので、本当に臨場感を感じながらのめり込んで観てしまいますね。ストーリー自体もまさにアトラクションで、ずっと楽しくてあっという間に終わってしまうというか、見入ってしまいます。飽きさせるところが全然ないってすごい事だなと思います。
しかもいつの間にかグルーたちの愛情に気持ちもほだされて、とっても幸せな気分で見終えるという、最高のエンターテイメントだと思います。

-- 公開を楽しみにしているファンに一言お願いします。

-- 宮野
とってもとっても素敵なエンターテイメント作品の中で、スパイスになるような役を演じさせていただいております。今回“愛情”というテーマの中に“恋”というまた新しい愛の形があります。グルーさんの恋。そして子供たちの恋。そこに絡んでくるアントニオにも是非注目して観て頂けたらなと思っています。

『怪盗グルーのミニオン危機一発』
9月21日(土)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー

プロデューサー:クリス・メレダンドリ 
『ロラックスおじさんの秘密の種』、『怪盗グルーの月泥棒』 
監督:ピエール・コフィン&クリス・ルノー『怪盗グル―の月泥棒』
2013年/アメリカ
《animeanime》
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