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【レビュー】大画面フルHD&大容量バッテリーの実力は? ドコモ「ARROWS NX」を実践テスト

IT・デジタル スマートフォン
ARROWS NX F-06E
  • ARROWS NX F-06E
  • 春モデルのXperia Zと並べてみた。5.2インチとドコモの2013年夏モデルとしては最大の液晶を搭載しているが、本体自体は5インチモデルのXperia Zとほぼ同サイズに納まっている。
  • 背面の指紋センサー部はカメラの直下に置かれており、普段どおりにホールドすると、ちょうど人差し指がかかる位置。セキュリティ的に優れているだけでなく、背面センサーを一瞬なでるだけで画面ロックを解除できる。本機でもっとも気に入った機能の一つだ。
  • 指紋認証を使うためには、まず自分の指紋を登録。複数登録可能なので、左右の人差し指を登録しておくと便利だ。
  • エコモードの設定。デフォルトでは「やんわり」と「しっかり」の2モードが登録されている。通勤や営業などの時間に合わせて、時間指定でモード移行するように設定しておけば、手軽に効率よく電力消費を抑えられる。
  • スリープの設定では、水平時にすぐ画面消灯する設定のほか、端末が動きを感知している間は消灯しないという設定も。長文などを見ているときに頻繁に消灯するのを防ぐことができ、使い勝手がいい。
  • バスを待つ間にフルセグ視聴。ワンセグ放送は、大型液晶で見ると画質の粗さが気になってしまい、あまり使っていなかったが、これはまさにポータブルテレビという感じ。フルHD液晶でよかったと実感できる機能だ。
  • 移動中はブラウジング、メールに加え、SNSなどもチェックしながら使用。ずっと点灯状態でもバッテリー消耗は想像以上に少なく、安心して使えた。
 他機種に比べて大容量とはいえ、液晶も大きい本機でどの程度バッテリーがもつか不安があったのだが、この容量増は体感としてかなり大きかった。

 テスト日はまずフルセグを見ながらバスを待ち、その後約1時間に渡って常時ブラウジングやメールチェックなど、液晶を点灯させたまま移動したのだが、その時点でバッテリー消費は10%程度。通勤時間や移動時間が長い人でも、安心してフルに活用していいだろう。大画面なので、少し文字が小さい資料なども比較的見やすいのも好印象。資料チェックしながらの移動など、バッテリーを気にせずフル活用できる。なお、本機は内蔵ストレージが64GBと大容量のため、各種資料やメールの保存も気兼ねなくできることもポイントのひとつ。

 また、案外バッテリーを消耗するのがテザリング。LTE回線をPCで気軽に使えるという点で非常に便利なテザリングだが、モバイルルータ代わりに使っていると、帰る頃にはバッテリーが空になっていることも少なくない。だが、この日も約1時間ほど外出先で利用したが、こちらも10%程度の消耗に留まり、電池もちを気にせず使える安心感があった。

 最終的に往復の移動時間、外出先でのテザリングや資料チェックなど、半日ほどフルに使ったが、40%ほどのバッテリーを残して帰宅できた。

■外装も稼働時間も“タフ”なスペック以上の端末

 スペック面はもちろんだが、外で使っていて感じるのは細部の作り込みの丁寧さだ。そのひとつが外装。ボディはダイヤモンド粒子を使ったダイヤモンドタフコートという3層コーティングで覆われており、傷がつきにくくなっている。スマホを使う場合、どうしても傷を気にして別途スマホカバーを付けることになり、せっかくの本体の薄さを活かせないことも多いが、もともとが堅牢にコーティングされているので、裸で使っていても不安がない。マット仕様なので、手から滑り落ちにくいというのもポイントだ。

 また、バッテリーまわりも細かな配慮が活きている。省電力モード(エコモード)が搭載されているのは当然だが、毎日決まった時間やバッテリー残量に応じて自動でモード移行してくれる。通勤時間など、自分の生活リズムに合わせて自動で省電力モードに移行させれば、うっかりモード変更を忘れてバッテリーを余分に消耗することもない。「勤務時間中は省電力で」といった使い方も可能。

 このエコモードの設定も独自機能が多い。たとえば、端末が水平に置かれると通常よりも素早く画面が消灯される「水平時スリープ」は、使いどころ次第で効果的。デスクなどに置けば、すぐに液晶がオフになるので、地味ながらバッテリー消耗を抑えられる。

 このように、基本スペックをさらに活かす小さな機能や配慮を重ねることで、スペック以上の端末に仕上がっている印象だ。これはこの端末に限った話ではないが、店舗に行く暇がなければ、ドコモオンラインショップで購入するという方法もある。フルにスマホを使いこなす忙しいビジネスマンにとって頼れる端末だといえるだろう。
《小林聖》
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