子どもの朝食の調理時間、約7割が10分以下……簡単で栄養満点の“秘策”とは | RBB TODAY
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子どもの朝食の調理時間、約7割が10分以下……簡単で栄養満点の“秘策”とは

エンタメ 調査
「子どもの朝食」…実態は?
  • 「子どもの朝食」…実態は?
  • 子どもの朝食の調理時間
  • 子どもの朝食で重視すること
  • 子どもの健康状態で当てはまるもの
  • 小中学生の好きな朝食
  • 子どもの朝食に改善点はあるか?
 佐藤食品工業は25日、小中学生の子どもを持つ全国の母親を対象に実施した、「『子どもの朝食』に関する意識・実態調査」の結果を公表した。

 調査時期は6月27日~28日で、同居する小学生または中学生の子供がいる、首都圏に住む20代~40代の女性200名から有効回答を得た。

 それによると、まず、「朝食の調理時間」を質問したところ、母親の66%が「10分以下」と回答した。最多は「6分~10分」で36.4%、次に「5分以下」が22.8%と続いた。「子どもの朝食で重視すること」では、「栄養のバランスが整っていること」が17.6%だったのに対し、「簡単に調理できること」が58.0%と3倍以上の回答となっている。毎日作る朝食となると、栄養バランスは気になりつつも、やはり手軽さが重要視されるようだ。「子どもが好きな朝食」では、玉子焼き・目玉焼き・スクランブルエッグ・オムレツなど、定番の「たまご料理」が1位。以下2位「トースト・食パン」、3位「ソーセージ」が続く。

 一方で「子どもの健康・生活状態にあてはまるもの」としてもっとも多かった回答は「寝起きが悪い」で29.5%。以下、「集中力がない」(22.2%)、「落ち着きがない」(12.6%)、「いらいらすることが多い」と続いている。現在の子どもたちの朝食に改善点があると考えている母親は全体の65.7%に及んでいる。特に「野菜が足りていない」「メニューが1パターン」「メニューが主食のみ」など栄養の偏りを挙げる母親が多かった。

 この結果について、人間総合科学大学准教授の玉木雅子氏は、「子どもの体と心を目覚めさせ、有意義な午前中を過ごさせるためには、エネルギー源の炭水化物(主食)、体温を上げて脳を活性化するたんぱく質(主菜)、これらを消化吸収・燃焼させるのに必要なビタミン・ミネラル類を含む野菜・海藻類(副菜)が不可欠です。これらが揃った朝食は腹もちも良いので、集中力も持続できるでしょう」とアドバイス。

海苔や納豆、きな粉、チーズなどとの相性が良く、栄養バランスが取りやすい餅を朝食の主食に取り入れることも薦めている。「冷蔵庫や保存容器に常備でき、準備も簡単! 前日の汁物にひと手間加えてお雑煮風にしてもいいですね。現在、20歳代男女の3人に1人が朝食を食べていません。常備食材で簡単&バランス朝食の技を身につけさせることは、子どもの将来の健康をも助けます」と、子どもの食育という観点からも“簡単調理”朝食メニューを推奨している。
《冨岡晶》
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