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2000円以下でメインユースも? 楽天ブロードバンド LTE・ライトプランを試す

ブロードバンド 回線・サービス
楽天ブロードバンド LTEのマイクロSIMカード。回線はドコモのものを使っている
  • 楽天ブロードバンド LTEのマイクロSIMカード。回線はドコモのものを使っている
  • 今回は手持ちのXperia Zでテスト。普通のSIM同様、端末に挿せばOK
  • SIMを差し替えたらアクセスポイントを設定。これでLTE通信が使用可能になる
  • さっそく外出して使用。電車ではニュースをチェックする。中央線国分寺駅から高円寺駅へ向かったが、各駅などは当然LTE圏内だった
  • Dropbox経由でファイルを閲覧。月間1.2GBの通信制限なら数MBのファイルを扱っても安心
  • 高円寺駅前で通信テスト。下り6.53Mbps、上り5.78Mbpsと、上りもかなりの速度が出ている
  • ラーメン屋を探してグーグルマップを起動。意外とデータ通信を食う地図サービスだが、それでも数MB程度
  • LINEのスタンプがどの程度データ通信容量を使うか不安だったが、乱打しても数百KB程度だった。複数人と連絡を取り合っても1MB弱とかなり使っても問題なさそう
 格安でデータ通信SIMを利用できるMVNOは、スマホの普及とともに急増し、現在では月額1000円以下のサービスも少なくない。ただ、こうした格安サービスは、1ヵ月で使えるデータ通信容量が少なく、使い方が限定されるのも事実。

 そんな中、今年登場したのが、楽天ブロードバンド LTEのライトプラン。これは、月額1860円、連続した3日間で150MBまで、30日で1.2GBまでLTE通信が利用可能なサービスだ。これまで提供していた月額980円のエントリープラン(月200MBまで)と2980円のアクティブプラン(連続した3日間で192MBまで)の中間といっていい。

 今回は、この新プランがどの程度使えるのか、実際に使用して試してみた。

■ポイントは動画と電子書籍などのコンテンツ利用

 各携帯電話キャリアのLTEパケット通信定額サービスにおける通信制限容量が月間7GBであることを考えると、1.2GBというのは心許なく感じる。しかし、実は1.2GBあればメインのスマホ・タブレットで使っても十分という人は多いはずだ。私自身もこれまでの経験上では、スマホの通信が月間1GBを超えることはまずない。では、どんな人ならこのプランでメイン端末を運用できるのだろうか?

 まずポイントとなるのは動画をどれくらい見るか。月間1.2GBということは、1日平均40MB前後まで使えることになる。これに対し、動画コンテンツは解像度によっても前後するが、スマホ版の場合、5分弱で10MB前後になるものも多い。外出先や通勤通学時に動画を頻繁に見るというヘビーユーザーにとっては、少し通信容量に不安が残るだろう。

 そして、アプリや電子書籍などダウンロード。スマホアプリは数MBから数十MBに達するものも多い。電子書籍もマンガの場合は1冊30~40MB前後。もし頻繁に使うなら、このあたりは自宅などのWiFi経由でダウンロードするスタイルを取るのがいいだろう。音楽DLサービスを使う場合なども同様だ。

 しかし、このあたりを除くと、かなりのことが通信容量を意識せずに使える。では、こうした前提を踏まえ、実際にデータ通信容量をチェックしながら使った様子をレポートしよう。

■PDFなどのデータも安心&サクサク使える

 私の場合、スマホでもっとも使うのがブラウジングとメール、そしてSNSだ。この日も打ち合わせで外出した際の電車でまずチェックしたのがニュース。ポータルサイトでニュースをチェックしていくが、文字データ中心で、かつスマホに最適化されているこうしたサイトの閲覧は、ほとんど通信を圧迫しない。移動中の十数分の間、写真も含むニュース記事のチェックに費やしたが、通信容量は2MB弱。

 1日平均40MBという容量なら、ある程度大きいデータも扱える。今回は打ち合わせ用の資料をオンラインストレージのDropboxに入れておき、打ち合わせ中にダウンロードして使うことに。都内なら遅めの場所でも下り数Mbps、速ければ10Mbps以上が望めるLTE通信だけに、大きめのデータもサクサクダウンロードでき、快適だ。

 打ち合わせ後はメールチェック。これもテキストメール中心だったため75KB程度で済んでしまう。これもDropbox同様、少し大きめの添付メールがあっても余裕がある。普段から大容量データのやりとりが中心という人はともかく、基本的にはテキストメールが中心なら、多少の添付ファイルも容量を意識せず使って問題ないだろう。

 その後、グーグルマップで夕飯を食べるお店を探す。地図サービスは案外データ容量が大きく、格安データ通信プランだとなかなか思い切って使えないが、今回のプランならそれほど意識せずに使っても余裕がある。現在地表示、検索、拡大などを行ってお店探しをしたが、通信容量は3MB弱。ちょっと使う分には十分だ。

■個人的な利用スタイルでは通信容量が余るかも

 ひととおり普段使うサービスを試してみたものの、データ通信容量は10MB弱。正直言って、余裕がありすぎてテストにならない。TwitterやFacebookなどもテキストデータが多いので基本的には微々たるものだ。この後、飲みに行く友人でも探そうと1時間弱Twitterを使ったが、ついでに写真などを意識的に見ていっても7MB程度。LINEもスタンプを多用してみたが、1.4MBほどで済んでしまう。個人的な利用スタイルだと、1日40MBを使い切ることはやはりほとんどなさそうという感じだ。

 ただ、いくつか気をつけておきたいことはある。たとえば、FacebookなどのSNSに写真をアップすることが多い人。現在のスマホのカメラは性能が上がっており、撮影した写真も1枚数MBになる場合も多い。テストでFacebookに1枚写真をアップしたが、これで閲覧も含め、約3.5MBの通信量になった。大量の写真を日常的にSNSにアップするという人は少し注意したほうがいいだろう。とはいえ、ときどき何枚かアップする程度なら特に問題はないだろう。むしろ、上りも数Mbps出るLTE通信と相性がいいといっていい。

 また、LINEやSkypeの音声通話を多用する場合も少し通信量に気をつけた方がいい。Skypeのテストコールが3分でおよそ1.6MBということで、頻繁に長時間通話を行う人は乗り換え前に自分のデータ通信量をチェックしておくと安心だ。ただ、これもたまに使うくらいの人ならほとんど問題がない。

 結果的にこの日の通信テストでは、通信速度テストのデータ通信を除くと、30MB程度のデータ通信で納まってしまった。動画は見ないという方針でテストしたが、結果的には多少動画を見ても余裕があるくらいだろう。

 個人的には、月間1.2GB普段どおり使っている分には、たまに動画などのリッチコンテンツを利用してもお釣りが来るデータ通信量といっていいというのが、今回のテストで改めて感じた結論だ。自宅にWiFi環境が整っており、外出先ではビジネス+αという程度のユーザーなら通信制限を意識することなく使えるのではないだろうか。


楽天ブロードバンド LTE ライトプラン:http://broadband.rakuten.co.jp/lte/cpn-light.html
《小林聖》
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