【Interop 2013 Vol.56】シスコのBest of Show Award受賞プロダクツをチェック | RBB TODAY

【Interop 2013 Vol.56】シスコのBest of Show Award受賞プロダクツをチェック

エンタープライズ ソフトウェア・サービス

にぎわうシスコブース
  • にぎわうシスコブース
  • データセンター部門グランプリ Nexus6000しりーず
  • 4分岐ケーブル
  • 40Gbps×96ポートまで収容可能
  • InterCloudのサービス概念図
  • InterCloudのアーキテクチャ
  • プライベートクラウドとパブリッククラウドをつなぐ
  • クラウドプラットフォーム部門特別賞
 シスコシステムズは、特別賞を合わせると合計で5つの部門でグランプリまたは入賞を獲得している。その中から3つの製品について、ブースの担当者にそれぞれの特徴や受賞できた理由などを聞いた。

 まず、データセンタ&ストレージ部門でグランプリとなった「Cisco Nexus 6000 Series Switch」は、データセンター向けのL3スイッチ製品だが、40Gbps対応ながら96ポートを備えた高密度であることが特徴。シスコでは各ポートごとに4分岐させることができるケーブルも用意しており、10Gbpsなら合計で384ポートまで拡張可能だ。加えて、通常のファイバーチャネルに加えFCoEにも対応するユニファイドファブリックという特徴もある。ここまで高速で高密度、高機能のスイッチは業界では珍しいという。とくにFCoE対応のものは初ではないかとのことだ。

 受賞のポイントは、「高速、高密度は基本的な機能ですが、FCoE対応や分岐接続など柔軟な構成が可能なところを評価してもらえたのではないでしょうか。(ソリューションシステムズ エンジニアリング 葛貫信次氏)」とのことだ。

 続いて、キャリア/SP ネットワーキング部門のグランプリ 「CRS-X」については、プロダクトマネージャ 水谷雄彦氏が答えてくれた。CRS-Xはキャリア向けスイッチで1スロットに100Gbpsのポートが4つ搭載された製品だ。100Gbpsで4つもポートが持てるのは、CPAKというコンパクトかつ低消費電力のスイッチモジュールのおかげだそうだ。CPAKは、同社が買収したシリコンフォトニクス製のトランシーバがベースとなっており、大きさで従来のCFPの1/3になっており、消費電力も70%低い。こちらも分岐ケーブル(10分岐)が用意されており、ひとつのポートから40Gbpsのポートを10個に分割することができる。

 水谷氏によれば「CRSシリーズは1スロット40GbpsのCRS-1から1スロット140GbpsのCRS-3へと進化を遂げていますが、国内外のTier-1キャリアを中心に高密度、高速化のニーズは増えています。とくにモバイルバックホールなどが需要をけん引している状態です。これに答えるためCRS-Xは開発されました」と背景を語ってくれた。

 最後は、クラウドプラットフォーム部門で特別賞を受賞した「Nexus 1000V InterCloud」。Nexus 1000Vは、VMware上の仮想スイッチハイパーバイザとして同社の定番製品といえるものだ。InterCloudは、この1000Vが仮想化できる範囲をイントラやプライベートクラウドからパブリッククラウドまで広げられるようにするもの。

 これまでも、外部のクラウドにイントラネットをつなぐためにVPNやトンネルなどを利用することはあったが、InterCloudでは、対象となるクラウドを仮想的なスイッチのセグメントとして管理する。そのため、テンプレート作成や設定が簡単になり、セキュリティポリシーの共通化も難しくないと、SDN応用技術部 中本滋之氏は言う。ハイブリッドクラウドの構築、管理が大幅に楽になるとのことだ。

 対応するパブリッククラウドは、Amazon AWSだが、その他のクラウドプロバイダーについては順次対応すべく交渉中だそうだ。
《中尾真二》

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