小型の無人飛行機を活用した“無線中継システム”……NICTが開発 | RBB TODAY

小型の無人飛行機を活用した“無線中継システム”……NICTが開発

ブロードバンド テクノロジー

使用する小型無人飛行機の外観
  • 使用する小型無人飛行機の外観
  • 小型無人飛行機を活用した“無線中継システム”(2機中継の場合)
  • 地上局の構成
  • デモンストレーションで使用する離発着ポイント、定点旋回エリア および 地上局位置(東北大学)
  • 小型無人飛行機の仕様
 情報通信研究機構(NICT)は18日、小型の無人飛行機を活用した“無線中継システム”を開発したことを発表した。大規模災害等の発生直後において、周囲から孤立した被災地域との間の通信を確保することが可能だという。

 このシステムは、孤立地域に簡易な地上局を設置し、コンピュータ制御で自律的に決められた飛行経路を飛ぶことが可能な小型無人飛行機により、その地上局周辺に無線LANによる通信サービスを提供するもの。

 小型無人飛行機1機で中継した場合には、4~5km程度の離れた地上の2地点を結ぶことができる。また、2機同時に飛行させて2機間を中継させることにより、通信距離をさらに2km程度延ばすことが可能。通信速度は500kbps程度で、最大通信可能時間は無人飛行機搭載バッテリの制約から1時間程度となる。

 地上局装置は三脚等を利用した軽量かつ簡易なもので、小型無人飛行機とともに車が使用できない場所であっても手軽に持ち運べ、また、小型無人飛行機は滑走路がなくても飛行させることができる。世界最先端の小型無人飛行機の1つである「Puma-AE」を導入し、これに搭載する無線中継装置と地上に設置して用いる簡易型の地上局装置とで構成される。

 本システムを防災関連機関等が常備することで、大規模災害時の迅速な通信確保が、将来的には期待される。
《冨岡晶》

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