入学シーズン到来!ケータイ「学割」を徹底比較 | RBB TODAY
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入学シーズン到来!ケータイ「学割」を徹底比較

IT・デジタル スマートフォン
NTTドコモは基本料だけでなく、パケット通信料も割引していることをアピール。
  • NTTドコモは基本料だけでなく、パケット通信料も割引していることをアピール。
  • auは「LTEスマホ割」など同時展開中のキャンペーンも合わせて紹介。
  • ソフトバンクは「TVがタダ」と特典のフォトフレームのにフューチャーしている。
  • 学割サービスを適用した場合の、3キャリアの月々のランニングコスト。
 3月も半ばにさしかかり、ケータイキャリアによる学割プランのCMを目にするようになってきた。無事に中学や高校への入学も決まった学生の中には、これを機会にスマートフォンを持ちたいと考えている人も多いだろう。

 スマートフォンを新規購入するとなると、親子ともども気になるのが月々の基本料金だ。しかし、携帯電話の通話料は複雑というイメージがあるため、深く考えずにキャリアのイメージなどで選んでいる人もいることだろう。とはいえ、学校生活3年間、月にして36回分のランニングコストとなると、数百円の差でもバカにできない金額になる。そこで、ここでは今年度の学割サービスの違いについて、各キャリアの特徴を説明しよう。

■基本使用料タダは当たり前

 携帯電話の学割サービスとは、基本使用料を無料にするものと思っておけば原則問題はない。そのうえで、NTTドコモだけはパケット定額サービスにも、毎月1,050円の割引を行っている。そこで、これらの学割サービスを適応したうえで、Xiや4G LTEのフラットプランを利用した場合のランニングコストを、キャリア別に表にまとめてみた。

 NTTドコモの「応援学割2013」を利用した場合、まず基本使用料780円の「タイプXiにねん」が無料に。さらに、「Xiパケ・ホーダイ フラット」の5,985円から1,050円の割引があり、プロバイダーサービスの「SPモード」の315円と合わせると、月々の基本使用料は5,250円となる。

 また、auの「学割」を利用した場合も、基本使用料980円の「LTEプラン」が無料に。「LTEフラット」の5,985円には、4G LTEスマホを新規もしくはMNPで契約した場合の「LTEスマホ パケット割」による525円の割引があり、プロバイダーサービスの「LTE NET」の315円と合わせると、月々の基本使用料は5,775円となる。

 最後にソフトバンクの「ホワイト学割 with 家族2013」を利用した場合、基本使用料980円の「ホワイトプラン」が無料に。「パケットし放題フラット for 4G」の5,985円には「4Gスマホスタートキャンペーン」により525円の割引があり、プロバイダーサービスの「S!ベーシックパック」と合わせると、月々の基本使用料は5,775円となる。

 このため、月々のランニングコストはNTTドコモが一番安くなる。さらに、「LTEスマホ パケット割」と「4Gスマホスタートキャンペーン」は最大2年間までのサービスのため、3年目になると両者の月々のランニングコストはともに6,300円まで値上がりしてしまう。その一方で、各プランの通話料は21円/ 30秒とどれも同じだが、auとソフトバンクの場合は1時から21時までに限り、同キャリア間の通話料金が無料となる。

 また、さらに条件を細かく見ていくと、NTTドコモには以前に同社の学割サービスを利用していた場合でも、応援学割2011以前であれば、改めて今年度から「応援学割2013」に加入できるというメリットがある。一方、auとソフトバンクの場合、同名義の契約では学割サービスが一度しか利用できない。例えば、すでに高校在学中の3年間で学割を適用していると、今年大学や専門学校に進学するにあたって「学割」「ホワイト学割 with 家族2013」を利用できないのだ。

■家族も学割の恩恵が受けられる

 学割サービスのメリットは学生だけのものではない。実は、その家族にも月額使用料が無料になる特典がある。ただし、この場合には家族割引のような規定プランへの加入と、新規契約もしくはMNPで端末を購入することが条件だ。

 なお、ソフトバンクでは学生と家族が同時に新規契約した場合、『PhotoVision TV』を無料で利用できるキャンペーンを実施している。これはフルセグチューナーを内蔵したフォトフレームで、防水仕様のため風呂場などにも持ち込むことが可能だ。ただし、26ヵ月目以降は、月額890円の基本使用料と、月額3.15円のユニバーサルサービス料が必要となる。

 また、サービス期間を見てみると、MNPで加入した場合は各社とも学割の適応期間は3年間となっている。ただし、新規契約をした場合に限り、NTTドコモは3年間、auとソフトバンクは1年間と違いが出ることに注意したい。

■基本使用料とiPad mini、どっちを無料にするのがお得?

 実はソフトバンクの場合に限り、基本使用料を無料にするかわりに、iPadを入手できるキャンペーンを実施している。これは16GBのiPad mini Wi-Fiモデルを無料で受け取るか、同じく16GBのiPad Retinaモデルを月額580円の24回払いという優待価格で購入できるというもの。さらに、2013年3月31日までの申し込みであれば、10,000円のキャッシュバックを受けることが可能だ。

 アップルストアではiPad mini 16GBモデルが28,800円、iPad Retinaディスプレイモデルが42,800円となっている。iPad Retinaディスプレイモデルを選んだ場合、月額580円の24回払いとなるため、実質負担額は13,920円。差額的にどちらを選んでも大きく損はしないので、欲しいモデルを選ぶとよいだろう。

 なお、学割を利用する場合に契約が必須となるホワイトプランは2年縛りの契約のため、途中で解約した場合には違約金が発生する。基本使用料を無料にした場合、割引総額をすべて回収するのに3年間かかるが、その総額は35,280円とiPad miniにキャッシュバックを加えた金額に及ばない。しかも、iPad miniを選べば2年縛りが終わったあと、すぐに契約を変更することも可能と、条件的にはやや有利な内容だ。

 以上、各キャリアの学割サービスを総合的にチェックしてみたが、割引総額を見る限りではNTTドコモが最もお得感のある内容となっていた。ただ、2年縛りを節目に端末を買い替えたい人は、iPad miniやフォトフレームがタダで手に入るソフトバンクも選択肢に入ってくるだろう。

【お詫びと訂正】初出時、ソフトバンクで学生と家族が同時に新規契約した場合の説明に誤りがありました。ここにお詫びし修正いたします。
《丸田》
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