「怒られない番組が、視聴者が求めてる番組とは限らない」……ロンブー淳、番組制作に持論 | RBB TODAY

「怒られない番組が、視聴者が求めてる番組とは限らない」……ロンブー淳、番組制作に持論

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、放送倫理・番組向上機構(BPO)の役割について「放送倫理・番組向上機構を設けてから、番組って本当に向上してきたのだろうか?」と疑問を呈するとともに、「怒られない番組が、視聴者が求めてる番組とは限らない」と持論を展開している。

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 お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、放送倫理・番組向上機構(BPO)の役割について「放送倫理・番組向上機構を設けてから、番組って本当に向上してきたのだろうか?」と疑問を呈するとともに、「怒られない番組が、視聴者が求めてる番組とは限らない」と持論を展開している。

 BPOとは、放送への苦情や放送倫理の問題に対応し、放送界の自律と放送の質の向上を促すことを目的としてNHKおよび民放連によって設置された非営利の第三者機関。虚偽や人権侵害などの放送内容について審議し、放送局に改善策を提言することで、視聴者を有害情報から守るという役割を担っている。つい先日には東海テレビ制作の昼の連続ドラマ「幸せの時間」の性描写が問題となり、近く汐見稔幸委員長が注意を促す談話を発表することが報じられて話題となった。

 ただ、BPOの役割をめぐってはいくつかの問題点も指摘されている。立命館大学の奥村信幸准教授は2010年発表の論文「BPO(放送倫理・番組向上機構)の機能と社会的意義 -放送倫理検証委員会の取り組みを中心にー」の中で、BPOの機能および影響力が拡大しているという点をそのひとつとしてあげている。BPOはもともとはテレビ業界内部向けに「意見」や「勧告」などを通じて改善を促すという「規制色の薄い」機関だったが、昨今ではBPOから指摘を受けた放送局の上層部は過剰に反応し、制作現場に向けては「とにかく、これだけはやらないように」という“対処療法的な注意”が繰り返され、制作現場には不満の声が漏れ聞こえているという現状について言及するとともに、「今後はBPOの動きが制作現場を過度に萎縮させてしまう側面も考慮しなければならないだろう」と述べている。

 「放送倫理・番組向上機構を設けてから、番組って本当に向上してきたのだろうか?見えないルールが沢山ありすぎて、テレビの世界が窮屈になっただけなのでは?」と、田村がTwitterで発したツイートが、そうした制作現場の不満を受けてのものかどうかは定かではないが、数多くの番組に携わる人気タレントだけに、上層からの注意と制作側とのズレを多少なりとも感じているのだろうか。「ロンドンハーツ」など、“PTAが子供に見せたくない番組”として批判を浴びながらも10年以上も高い人気を保ち続けている番組を制作してきた田村は、さらにこう続ける。

 「怒られない番組が、視聴者が求めてる番組とは限らない…テレビ関係者が視聴者に向けて作りたい気持ちをフルスイング出来る場所が必要なのでは?」

 若者を中心にテレビ離れが深刻化している現状だけに、本当に視聴者が求める番組作りのあり方が問われている。
《花》

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