「Nitro」の標的型攻撃とJavaの脆弱性の関連性 | RBB TODAY
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「Nitro」の標的型攻撃とJavaの脆弱性の関連性

ブロードバンド セキュリティ
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トレンドマイクロ株式会社は8月31日、サイバー攻撃「Nitro」の標的型攻撃で使用される中国の攻撃ツールとJavaの脆弱性の関連性について、ブログで検証している。2011年から継続して実施されているNitro攻撃で使用される「Gondad」や「KaiXin」では、Javaの脆弱性が応用されている。また、今回のJavaの脆弱性が確認される前から、Nitroの攻撃者は2012年8月上旬から不正プログラムである「PoisonIvy」へ直接誘導するリンクを、標的者たちにメールで送信し続けていた。

同社の調査によって、リンク先にある実行ファイル「Flashfxp.exe」は、Java の脆弱性およびPoisonIvyの不正活動に関連するサーバと同じサーバのひとつに組み込まれていた。さらに調査の結果、これらが使用するドメインにJavaのゼロデイ脆弱性を利用する不正なファイルが組み込まれているテスト用サーバが、少なくとも2台確認された。また、Nitroの一連の標的型攻撃に関連し、PoisonIvyのサーバによって利用される多数のドメイン名も、同様のIPアドレスで解決される。Javaの脆弱性がNitroの攻撃者たちに悪用されている痕跡が次第に明かされている。

サイバー攻撃「Nitro」の標的型攻撃とJavaの脆弱性の関連性を検証(トレンドマイクロ)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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