山水電気が民事再生法適用を申請 | RBB TODAY
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山水電気が民事再生法適用を申請

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 音響機器メーカーの山水電気は2日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。

 同社は1944年に設立されたオーディオメーカーで、84年10月期には同社最高の年売上高約525億5200万円を計上した。
 
 オーディアンプを中心に展開していた「SANSUI」は、パイオニアやトリオ(現ケンウッド)と並ぶ高級ブランドとして認知されたほか、米国JBLの日本総代理店としても契約していた。80年代後半からオーディオ機器の価格低落や製品開発の後れなどにより、経営が悪化、89年10月には英国ポリー・ペック・インターナショナル社の傘下に入るなどの曲折を経て、2001年11月から実質的に香港のグランデ・グループ傘下となっていた。

 2010年12月期には中核事業の音響・映像機器事業を一時休止するなど事業規模を縮小するなどして再建を図っていたが、親会社のグランデ・ホールディングズが2011年5月に事実上の倒産状態に入り、同社の再び経営危機が表面化。2011年12月期の計算書類に対する監査法人からの意見表明も受領できず、定時株主総会の開催もできない状態だった。負債は2011年12月31日時点で約2億4765万円。
《RBB TODAY》
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