富士通、元社長・会長で現顧問の山本卓眞氏が逝去……国産電子計算機の開発に尽力 | RBB TODAY
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富士通、元社長・会長で現顧問の山本卓眞氏が逝去……国産電子計算機の開発に尽力

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富士通・現顧問の山本卓眞氏
  • 富士通・現顧問の山本卓眞氏
  • 「FACOM128B」。国産初のリレー式商用計算機FACOM128Aの機能強化版として1959年に製造され、現在も稼動しているという
 富士通は30日、元社長・会長・名誉会長で現顧問である山本卓眞(やまもと たくま)氏が逝去したことを公表した。肺炎のため、1月17日逝去したとのこと。享年満86歳。

 山本卓眞氏は、1925年9月11日生で、東京大学卒業後、1949年4月に「富士通信機製造」(1967年6月富士通に改称)に入社。池田敏雄氏らとともに、日本初となるリレー式自動計算機(電子計算機)の開発などで活躍し、同社「FACOM」(Fujitsu Automatic COMputer)シリーズの基礎を築いた。1981年~1990年には社長を務め、2006年7月から同社顧問となった。社外団体では、通信機械工業会会長(1984~1986年)、日本電子工業振興協会会長(1987~1989年)、日本ユネスコ協会連盟会長(1994~2000年)、経済団体連合会評議員会副議長などの要職を務めた。

 通夜・告別式は、近親者にてすでに執り行われており、3月9日に富士通が主催でお別れの会を開催する予定。
《冨岡晶》
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