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2人に1人が“脳育熱心ママ”……子どもの成長、左右の脳のバランスが大事

エンタメ 調査
お子様の教育に対して、『脳の発育』を意識していますか?
  • お子様の教育に対して、『脳の発育』を意識していますか?
  • 小児科専門医・医学博士 加藤俊徳氏
 トレンド総研は、20~30代の0~6歳までの子どもを持つ既婚女性500名を対象に、「子供の教育と脳の発育」に関する調査をおこなった。

 まず最初に「あなたはお子様に対して教育熱心だと思いますか?」と質問したところ、「教育熱心だと思う」と答えた人は44%だった。さらに、「お子様の教育に対して、『脳の発育』を意識していますか?」という質問では、52%と半数以上の母親が「意識している」と回答した。幼児期の子供に対しても「脳の発育」を意識している母親は多いことが明らかになった。

 次に一般的に創造性に優れ、瞬間的に大量の情報をイメージしたりすることが得意と言われる「右脳派」、一般的に論理的思考に優れ、分析や計算が得意と言われる「左脳派」に分類し、母親に「お子様には『右脳派』と『左脳派』どちらに育ってほしいですか?」と質問。その結果、「右脳派」が42%、「左脳派」が12%、「どちらとも言えない」が46%となり、「右脳派」を支持する母親が多かった。

 右脳派に育ってほしいという理由を自由回答で聞いたところ、「自分が左脳派で、頭が固い所があるので、柔軟な思考ができる人になってほしいから」「理論的になるよりも、イメージしたり行動のできる人になってほしいから」「想像力、発想力が豊かだといろんなジャンルの仕事に就けそうだから」というコメントが挙げられた。また、左脳派に育ってほしい回答理由としては「左脳派の方が、働くうえで有利だと思うから」「理数系の大学へ行ってエンジニアになってほしいから」という意見が寄せられた。

 「子供が右脳派に育ってほしい理由」としては、「『想像力』や『発想力』がある人になってほしい」といった柔軟性を重視した回答が多くあがり、「左脳派に子供を育てたい理由」としては、「就職に有利」、「理系の大学に行ってほしい」など、堅実な回答が多かった。また、「どちらとも言えない」と答えた人の回答理由としては、「自由に育ってほしい」「バランス良く育ってほしい」などが多く、子供の個性を重視する人が多い傾向が見られた。

 調査では、脳画像診断や脳機能計測の専門家である医師・医学博士の加藤俊徳氏がコメントを寄せている。加藤博士は「右脳」「左脳」いずれか一方だけを鍛えても、考え方に応用力が欠如し、偏った思考になりがちで、「バランス良く『右脳』も『左脳』も鍛えてあげることが重要」と指摘。

 バランスの良い「脳」を育てるポイントとして加藤博士が重視するのは「聴覚」。聞く力が発達している子どもは「脳」が順調に成長する傾向があるといい、その理由は「聞く力を支える役割を担う『脳』は左右にあり、注意してしっかり聞く(聴く)という行為が物事を理解する脳を育て、自ずと『右脳』と『左脳』の両方の成長につながっていく」と説明。

 「聞く」(「聴く」)という行為を通じて脳の発達を促すには、子どもが聴きたいと思う「音楽」を聴かせることが効果的と加藤博士は述べる。「『音楽』を楽しく聴くことによって、音を「脳」でイメージしたり、理解しようとしたりします。この『音楽』を聴く際の「脳」の働きが、『右脳』と『左脳』をバランス良く育てます。もしお子様に習い事をさせるなら、『音楽教室』がおすすめですね」。また、加藤博士は脳の成長には、「集団で他人と触れ合うこと」も大切だと語る。

《RBB TODAY》
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