弘前大学、情報システム基盤をプライベートクラウドで構築
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弘前大学の総合情報処理センターでは、約1万名の学生や教職員に向けて教育・研究のための情報基盤を提供している。そのシステムが4年ごとの更新時期を迎え、情報基盤整備環境を中長期的に整備することとなった。
今回のプライベートクラウドは、サーバ・ストレージ・ネットワークそれぞれを仮想化して構築した。
サーバ仮想化では、従来のシステムで稼働していた40台の物理サーバをヴイエムウェアのサーバ仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 4」によって仮想化し、6台のブレードサーバ上に集約。ストレージ仮想化では、EMCのNASゲートウェイ「EMC Celerra VG8」を利用。ファイルサーバのデータ領域と仮想サーバのデータ領域の双方を、物理的に同一の42TBの容量を搭載した仮想化データセンター向けハイエンド・ストレージ「EMC Symmetrix VMAX」内に統合した。バックアップ用のストレージとしては、29TBの容量を搭載したデータ重複排除機能を持つ「EMC Celerra NS-120」を採用し、データ複製ソフトウェア「EMC Celerra Replicator V2」によって自動的なデータのバックアップを実現した。また、ネットワーク仮想化では、シスコの負荷分散装置とコアスイッチ、および、Palo Alto Networksの次世代型ファイアウォール「PA-2050」で仮想ネットワークを構築。これによって、接続先の仮想サーバ単位での接続ポリシーの設定が容易となり、セキュリティ向上と運用負荷軽減を実現したという。