日立、運用管理「JP1」を機能強化……クラウド環境での運用性向上とスマートフォン管理に対応 | RBB TODAY
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日立、運用管理「JP1」を機能強化……クラウド環境での運用性向上とスマートフォン管理に対応

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「JP1」紹介サイト
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  • 「JP1/IT Service Level Management」のイメージ
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 日立製作所は29日、統合システム運用管理「JP1」の機能強化を発表した。サービスレベルの見える化やIT資産のライフサイクル管理を実現する新製品をラインアップし、クラウド環境での運用性向上やスマートフォン対応を強化したのが特徴。6月30日から販売を開始する。

 今回の機能強化では、サービスレベル管理やIT資産ライフサイクル管理など、クラウドの進展やクライアント環境の多様化にともなう運用管理の新たな課題に対応するのが狙い。なお「JP1」では、Windows Azure環境への対応を本年中を目処に実現する予定としている。

 今回新たにサービスレベル管理製品「JP1/IT Service Level Management」を製品化し、サービスレベルを見える化し、クラウド環境での安定したサービス提供を実現する。日立独自のストリームデータ処理技術の応用により大量の監視データをリアルタイムに分析可能とした。正常時と異なる挙動を自動的に検出して、サービスレベルの低下が顕在化する前に障害の予兆を検知可能。

 また、PCやスマートフォンなどのIT資産について購入計画から運用保守、廃棄までの一連のライフサイクルを一元的に管理し、IT資産の運用を統一化するIT資産管理製品「JP1/IT Desktop Management」を新たに製品化した。スマートフォンやタブレット端末の資産情報を登録してPCなどと同様に一元的に管理可能とした。さらに、本年中を目処に他社製のMobile Device Management製品などとの連携による、より高度なスマートフォン管理を実現していく予定。

 この他、プライベートクラウドでのITリソースの効率的な運用を支援するITリソース管理基盤製品「JP1/IT Resource Management」で、システム利用者への課金に必要な情報を部門ごとに整理して表示可能とした。本製品では、本年内を目処にセルフサービスポータル対応の機能強化を実施する予定。

また、クラウド環境での効率の良いバッチ業務の開発・運用を支援するため、シェルスクリプト実行制御基盤製品「JP1/Advanced Shell」を新たに製品化。本製品では、UNIXやLinuxに加えWindows環境でも同じシェルスクリプト記述での対応を可能とした他、ファイル管理や実行ログ出力の自動化などの拡張機能を追加する。
《冨岡晶》
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