日立とHP、構成管理データベース(CMDB)分野で協業 ~ 「JP1」と「Universal CMDB」を連携 | RBB TODAY
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日立とHP、構成管理データベース(CMDB)分野で協業 ~ 「JP1」と「Universal CMDB」を連携

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
 日立製作所と米ヒューレット・パッカード(HP)は22日、情報システムにおける各種ハードウェア、ソフトウェアなどの構成情報を管理するデータベースであるCMDB分野での協業で基本合意したことを発表した。

 今回、日立の統合システム運用管理ソフト「JP1」とHP「Universal CMDB」との連携を図り、「Universal CMDB」の日本での普及を両社で促進する。システム構成の可視化を可能にするCMDB適用を拡大することで、運用の効率化を実現し、ITコストの戦略分野への投資や最適化を求める市場ニーズに対応すべく合意した。

 日立とHPは今回の合意に基づき、CMDB分野での共同マーケティングを含め、HPのCMDB製品である「Universal CMDB」の日本での普及促進活動を推進していく予定だ。その一環として日立はまず、日立の統合システム運用管理「JP1」のジョブ管理製品で業務プログラムの実行を自動化する「JP1/Automatic Job Management System 3」で処理するジョブ構成情報と、「Universal CMDB」が管理するシステム内のハードウェア、ソフトウェアに関する構成情報を統合的に管理可能にするための連携機能を開発し、本年度第1四半期中に製品化する予定とのこと。

現在のIT市場においては、さらなるビジネスの効率化や情報システムの最適運用によるコスト低減の要求、仮想化およびクラウドコンピューティングの普及によるシステムの大規模化と複雑化が進展している。また、こうした状況下、ITILに基づいてシステムの構成情報を統合的に可視化・管理しビジネスと連動した効率的システム運用に対応するCMDBの重要性が高まっている。日立は統合システム運用管理「JP1」により、高集約化されたシステム環境における業務運用の自動化や、仮想環境のモニタリングなどのさまざまな側面から、企業における高信頼かつ高効率なシステム運用を支援してきた。一方、HPの「Universal CMDB」は、IT資産とビジネスサービス間の関連の視覚的表示、アプリケーションソフト構成変更の自動検知機能、さらに構成変更履歴の継続的管理および変更適用時のビジネスサービスに与える影響のシミュレーション機能などを備えている。これにより、システム構成の詳細な可視化や正確で自動的なシステムメンテナンスを実現し、ITの効率的運用をサポートする。
《池本淳》
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