【Interop Tokyo 2011(Vol.30)】NECビッグローブ、最短5分でサーバ構築やリソース変更が可能なIaaSを展示デモ | RBB TODAY
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【Interop Tokyo 2011(Vol.30)】NECビッグローブ、最短5分でサーバ構築やリソース変更が可能なIaaSを展示デモ

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
クラウド環境構築のコーナーにNECビッグローブが出展
  • クラウド環境構築のコーナーにNECビッグローブが出展
  • NECのブース
  • IaaSイメージ。ビックローブクラウドホスティングはハードウェア(サーバ)、ネットワーク範囲で
  • サーバ作成方法画面、デモとしてサーバ作成を選択
  • OSの選択
  • ロードバランサ一覧:追加されたサーバ等を確認することが可能
 NECビッグローブは、企業・ビジネス向けを想定したIaaS(Infrastructure as a Service)の提供を1月27日に開始。今回は、そのデモを会場で行っていた。

 同社では2005年からネットワーク、サーバ、OS、ミドルウェアまでを保守・運用するPaaSを提供していた。ビジネスサービス事業部マネージャー(クラウドサービスグループ)の関根良知氏によると「最近ではネットワークとハードウェア(仮想OS)までを運用するIaaSが注目を集めている」という。顧客にとってはコンテンツやアプリケーションまで揃っているSaaSは便利そうだが、単一用途でしか使えず、実際に使ってみた結果イメージと違ったということも少なくない。IaaSの場合はネットワークとハードウェアまでしか提供されないため、その上のレイヤーは自由に使うことができるというメリットもある。

 特徴としては、オンデマンド、コスト最適化、信頼性が挙げられる。同サービスではオンライン上のGUIを使用し、最短5分でピーク・イベント時に合わせたサーバ、リソースの追加や変更をすることができる。もちろん、通常時には縮小したいといった対応も可能だ。現在、仮想サーバメニューのベースモデルスペックを

・Linux: CPU(1vCPU 2GHz相当)、メモリ(1G)、ディスク(40GB)
・Windows:CPU(1vCPU 2GHz相当)、メモリ(2G)、ディスク(40GB)

で提示しており、このベースモデルにサーバソリューションオプションとしてCPU、メモリ、ディスクを規模に応じて選択可能。自作PCを作り上げていく様な感覚で必要に応じたリソース構成を選択し、構築していくことができる。また、サーバ作成可能台数は計20台(それ以上は申請が必要)だが、CPUは最大4vCPU、メモリは最大24GB、ディスクは最大7TBまで追加可能だ。また、OSは

・CentOS5(64bit)
・Red Hat Enterprise Linux5(64bit)
・Windows Server 2008 R2 Standard Edition/Enterprise Edition(64bit)

から選択し、サーバの料金プランには主に月額制と従量制の2つを用意。一番低価格のベースモデルでは月額9,450円、従量20円/時、となっており、同社は「他社スペックと比較してもコストパフォーマンスが良い」とコメントしている。

 SNSの需要が多い他社製品に対して、同社のモデルは企業のビジネスユースの需要が高い。そのため、セキュリティ面を強化。試用版WAFをインストールし、Webアプリケーション層への攻撃、例えばSQLインジェクションなどを防御・可視化する機能を無料で提供している。今後使用し続けたい場合もライセンス購入することで、製品版を本番環境へすぐに適用していくことが可能だ。VPN接続ではSSL-VPNとIPSec-VPNによるセキュアな接続が可能(オプション)で、サービス品質として月間のサーバ稼働率が99.99%以上あることをウリとしている。また、Interop Tokyo 2011でも数多く取り上げていたIPv6の対応はIPv4 / IPv6のデュアルスタックで対応している。同社は今後「現在の手動でサーバを追加する機能から、ピーク時の負荷に合わせ、自動でサーバを追加する機能などといった追加機能も今後検討したい」とコメントしている。

《井上 昂》
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