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【地震】福島第一原子力発電所の状況(9日午前9時現在)

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福島第一原発、全体会議の様子を公開
  • 福島第一原発、全体会議の様子を公開
 東京電力が9日午前9時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。

●福島第一原発

・6月8日午後2時20分、1,2号機中央制御室内の照明が停電したことを確認。詳細を確認したところ、同日午後2時35分、発電所内の一部の電源盤(以下、当該電源盤)の停止を確認。同日午後2時49分、モニタリングポスト7,8の伝送停止を確認。1号機窒素供給装置の圧力上昇が確認されたことから、同日午後2時57分、窒素供給装置を待機状態へ。その後、同日午後5時32分、当該電源盤を復旧。同日午後5時50分、モニタリングポスト7,8の伝送停止を再開。また、同日午後5時54分、1号機窒素封入を再開。当該電源盤の停止に伴い、2号機タービン建屋立坑の滞留水の集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)への移送も停止していたが、同日午後6時3分、移送を再開。調査の結果、現在使用していない本設の電源側からの誤信号により、当該電源盤が停止したと推定。

・6月8日午後4時12分、コンクリートポンプ車による4号機使用済燃料プールへの放水を開始(同日午後4時16分~午後6時5分、ヒドラジンをあわせて注入)。同日午後7時41分、終了。

・6月5日午後2時45分、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を再開。その後、6月8日午後6時、移送を停止。

・6月8日、コンクリートポンプ車を用いて、1号機原子炉建屋屋根・外壁に対して、放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を約1,000m2の範囲に散布。6月8日、展望台周辺他において、作業員が飛散防止剤を約8,750m2の範囲に散布。

・6月4日午前9時頃、集中廃棄物処理施設プロセス主建屋1階で滞留水回収作業を行っていた協力企業作業員1名が体調不良を訴えたため、総合磐城共立病院へドクターヘリで搬送し、6月8日、「一過性意識消失発作・脱水症」との診断。

●福島第二原発

・6月8日午後6時10分頃、高起動変圧器の防災用地下タンク点検のため、タンク内の排水作業を行っていたところ、当社社員が3,4号機放水口付近の海面に油が漏えいしていることを確認。現在、排水作業を停止し、油吸着シートにより拡散防止を図るとともに、オイルフェンスの設置を準備中。発生した経緯ならびに漏えいした油量および流出状況は詳細調査中。なお、排水した水はすべて雨水であり、また暗きょをかいしての排水であることから、放射性物質の海洋への放出はない。
《RBB TODAY》
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