日本電気（NEC）は31日、最新のインテルXeonプロセッサーE7-8800/4800製品ファミリーを搭載したスケーラブルHA（High Availability）サーバの新製品「Express5800/A1080a」の販売を開始した。 スケーラブルHAサーバは、企業の基幹システム向けの高性能サーバ。「Express5800/A1080a」は、最新の10コアCPUを最大8個（80コア）搭載可能で、処理性能を従来機種から約30％向上させた。同時に、低電圧版メモリの採用と冷却用ファンの制御プログラムの改善などにより、待機時の消費電力を最大約30％削減した。なお、液体の蒸気による熱移動を利用する「ベイパーチャンバー方式ヒートシンク」などの省電力技術も搭載する。最大2TBのメモリを搭載でき、大容量メモリを活かしたデータ高速処理「オンメモリ処理」にも対応可能。 さらに、信頼性を向上するため、新製品では同時に2つのメモリ（DRAMチップ）が故障しても動作を継続できる「Double Device Data Correction機能」を新たに搭載。従来から提供している「MCA（マシンチェックアーキテクチャ）リカバリ機能」や、ハードディスク・電源の冗長化等と組み合わせることにより、システムの可用性をさらに高めることも可能となっている。 価格は、E7-4807搭載の「Express5800/A1080a-S」が1,650,000円～、A1080a-S同等機を2台搭載の「Express5800/A1080a-D」が2,627,000円～、E7-8830×8搭載でメモリ8GBの「Express5800/A1080a-E」が9,437,000円～、E7-8830×8搭載でメモリ1TBの「Express5800/A1080a-E大容量メモリパック」が19,800,000円～など。なおNECでは、新製品の発売にあわせて、本体装置と1TBのメモリをセットにした「Express5800/A1080a大容量メモリパック」を、6月下旬より台数限定のキャンペ－ン価格で提供する（10台限定で、同等構成の通常価格よりも25％安価に提供）。
