NEC、2010年度決算は125億円の赤字 | RBB TODAY

NEC、2010年度決算は125億円の赤字

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遠藤信博代表執行役社長
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  • NEC、2010年度決算は125億円の赤字
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 NECは10日、2010年度(11年3月期)の決算概要を発表した。

 東日本大震災の影響を含めキャリアネットワーク事業、ITサービス事業などの事業分野で売上げが減少し、売上高は予想よりも846億円減少の3兆1,154億円(13.1%減少)となった。営業損益は前回予測に比べ22億円悪化の578億円、経常損益は100億円悪および持分法による投資損失の増加などにより、100億円悪化の0.4億円の利益となった。当期純損益は125億円の損失となった。

 セグメント別の売上高では、携帯電話事業の統合効果やディスプレイの好調によりパーソナルソリューションが288億円増加となったものの、NECエレクトロニクスなど半導体事業の非連結化などにより4,166億円の減少。国内IT投資の回復遅れや大型案件の減少によりITサービスは621億円の減少、海外事業(特にパソリンク)が伸び悩み220億円の減少となった。代表取締役 執行役員社長の遠藤信博氏は「震災の影響はどこまでとするのが難しいが、430億円くらいまでは震災の影響とみている」とした。

 売上高および営業損益がともに前年度を下回る結果となったセグメント別要因は以下の通り

●ITサービス(売上高8,042億円 7.2%減 営業損益214億円)
国内IT搭載の回復遅れ、大型案件減少の影響により減収
売上減、価格競争の激化、不採算案件などにより減益
●プラットフォーム(売上高3,758億円 0.6%増 営業損益89億円)
ハードウェアが減少もソフトウェアが好調で増収
継続的な原価低減、開発費効率化により増益
●キャリアネットワーク(売上高6,054億円 3.5%減 営業損益407億円)
モバイルバックホールを中心として海外移動の減少により減収
下期からの売上回復(WBA、海洋システムなど)により増益
●社会インフラ(売上高3,188億円営業損益 0.7%増 偉業損益146億円)
航空宇宙・傍系が減少も社会システムの増加で前年度並
前年度に収益性の高い案件があったことなどにより減収
●パーソナルソリューション(売上高7,665億円3.9%増 営業損益73億円)
携帯電話機事業の統合やディスプレイの好調により増収
既存の携帯電話機の販売不振、新端末開発費の増加
●その他(売上高2,447億円 偉業損益332億円)
半導体事業の非連結化などにより減収
前年度に損失を計上した半導体事業の非連結化により改善

 2011年度の予想は、売上高で5.9%増の3兆3,000億円、営業利益900億円、経常利益550億円を目指す。セグメント別では、ITサービスは8,100億円(0.7%増)、プラットフォームは4,000億円(6.4%増)、キャリアネットワークは7,600億円(25.5%)、社会インフラは3,250億円(1.9%増)、パーソナルソリューション7,650億円(0.2%減)、その他2,400億円としている。プラットフォームはデータセンター対応などクラウド関連、省エネ対応などで増収、キャリアネットワークはワイヤレスブロードバンドアクセスやモバイルバックホール、海洋システムが伸びるとしている。
《RBB TODAY》

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