NECと伊電力会社大手エネル、次世代スマートグリッドシステムの共同開発で合意 | RBB TODAY
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NECと伊電力会社大手エネル、次世代スマートグリッドシステムの共同開発で合意

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「エネル ディストリビュゾーネ社」サイト(画像)
  • 「エネル ディストリビュゾーネ社」サイト(画像)
  • エネルの展開する次世代スマートグリッド向け電気メーター
 NECは21日、イタリア電力会社大手ENEL SpAの関連会社であるエネル ディストリビュゾーネ社(ENEL Distribuzione社)と、スマートグリッドの実現に向けた新技術やソリューションの共同開発を行うため、戦略的提携関係を構築することで合意した。

 この提携に基づき、両社は共同で、蓄電システムを中心とした先進的かつ効率的なソリューションを開発し、実証実験を行う。具体的には、NECが開発したリチウムイオン電池とエネルの配電網を組み合わせたエネルギーソリューションシステムを構築し、試験的なプロジェクトをイタリアで行う予定。

 さらに、両社は、それぞれの技術や資産を活用し、共同でスマートグリッド、スマートシティの実現に向けたさまざまなソリューションの評価、分析を行った上で、最初にイタリア国内へ展開する計画とのこと。

 なお今回の合意は、スマートグリッドの開発プロジェクトを所轄しているイタリア経済省の同席のもとで行われたという。同省は、スマートグリッドの実証実験をイタリア国内企業と共同で実施しており、近年、本領域においてICTと蓄電技術を併せ持つNECとの、提携の可能性について検討していた。両社は、この成果を、現在エネルがすでにいくつかの自治体と実施している、電気自動車の普及やエネルギー利用の効率化に関するスマートシティプロジェクトに反映させることができると見込んでいる。
《冨岡晶》
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