ドコモ、第4世代移動通信方式「LTE-Advanced」の実証実験を開始……予備免許を取得 | RBB TODAY
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ドコモ、第4世代移動通信方式「LTE-Advanced」の実証実験を開始……予備免許を取得

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実験用無線局(屋外実験では、移動局を車両に搭載)
  • 実験用無線局(屋外実験では、移動局を車両に搭載)
  • 周波数広帯域化の例(下りリンクの場合)
  • 上りリンクMIMO伝送
  • 下りリンクマルチユーザMIMO伝送
  • 下りリンクマルチセル協調(Coordinated Multi-Point(CoMP))送信
 NTTドコモは7日、神奈川県横須賀市および相模原市における、第4世代移動通信方式「LTE-Advanced」の実験用無線局の予備免許を関東総合通信局より取得したことを発表した。免許の付与を受け次第、同地区での実証実験を開始する。

 「LTE-Advanced」は、ドコモが「Xi」(クロッシィ)としてサービスを開始したLTEをさらに高度化した通信方式で、移動通信システムの国際標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて標準化が進められている。今回の実証実験では、本システムを用いて、ドコモR&Dセンター内および周辺(横須賀市内)と、相模原市市街地において実際の使用環境下での無線伝送実験を行い、本システムに搭載しているLTE-Advancedの主要技術の性能の評価を行う。なお室内信号伝送実験では、下り約1Gbps、上り約200Mbpsの信号伝送に成功しているという。

 「LTE-Advanced」は、LTEとの互換性を保ちつつ、柔軟に広帯域化できる「周波数広帯域化(キャリア・アグリゲーション)」、移動局で複数の送信アンテナを用いた無線伝送により伝送効率を向上させる「上りリンクMIMO伝送」、基地局から複数の移動局に向けて送信される信号をMIMO多重伝送する「下りリンクマルチユーザーMIMO伝送」、複数のセルが連携してセル間の電波干渉を抑制する「下りリンクマルチセル協調(Coordinated Multi-Point(CoMP))送信」などの技術的特徴を持っている。これらの特長についても、実験装置において検証を行う。
《冨岡晶》
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