セールスフォース、世界初のエンタープライズ・クラウドデータベース「Database.com」発表 | RBB TODAY
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セールスフォース、世界初のエンタープライズ・クラウドデータベース「Database.com」発表

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「Database.com」サイト(画像)
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  • Database.comのリソースに関する概要
 米セールスフォース・ドットコムは現地時間7日、世界初のエンタープライズ・クラウドデータベース「Database.com」を発表した。

 「Database.com」は、ユーザー管理、行レベルのセキュリティ、トリガー、ストアドプロシージャ、認証、強力なAPIなどエンタープライズデータベースなどの機能を備えているスタンドアロン型のクラウドデータベース。開発者はデータベースの調整や保守、拡張などに時間を費やすことなく、優れたアプリケーションの構築へ集中できる。開発者はJava、C#、Ruby、PHP、また他の言語でアプリケーションを構築できるとともに、Force.com、VMforce、Amazon EC2、Google AppEngine、Heroku、Microsoft Azureなどあらゆるプラットフォームで実行できる。数名のみが使用する小規模アプリケーションから数百名、数千名のユーザーをサポートする大規模アプリケーションまで対応可能となっている。

 「Database.com」では、アプリケーションは、インターネットを通してセキュアな環境でDatabase.com APIを呼び出すことが可能となっており、たとえばiPhoneおよびiPadのアプリケーション開発でのネイティブiOSアプリケーションの構築もサポートしており、これらのアプリケーションはAppleデバイスでネイティブに実行でき、インターネットを通してDatabase.comへ接続することが可能。Android開発では、JavaによるネイティブAndroidアプリケーションの構築をサポート。これらのアプリケーションはAndroidデバイスでネイティブに実行でき、Database.comへ接続することが可能だ。Web開発ではPHPを使用してAmazon EC2でアプリケーションを構築、Java開発ではVMforceで実行するアプリケーションを作成し、Database.comへ接続することが可能だ。

 セキュリティ面では、SSL、シングルサインオン、ID確認、フィッシング対策ツールなどを提供。ISO 27001、SAS 70 Type II、SysTrustといったセキュリティ認定を受けている。またドキュメント、動画、画像を含む幅広いファイルをサポートしている。

 また「Database.com」では、フィード、ユーザープロファイル、ステータスの更新、すべてのデータベースレコードのフォローモデルをサポートする事前定義済のソーシャルデータモデルを提供する。さらに、 ソーシャルAPIをサポートしているため、開発者はデータベースレコードのフォロワーを指定やリアルタイムの更新データを表示するためのデータフィードをリクエストなど、各データモデルのソーシャルコンポーネントと簡単にやり取りすることが可能となっている。アクセスはoAuthまたはSAMLによって管理できるとともに、ID/プロファイルおよび認証などのユーザー管理機能を提供する。

 「Database.com」はスタンドアロンのサービスとして2011年に一般提供を開始する予定。「Database.com」の導入は無料で、データベースアクセス、ファイルストレージ、自動管理など「Database.com」の基本サービスの基本料金は3ユーザーまで無料(最大100,000レコード、50,000トランザクション/月まで)。100,000レコード数を超える場合、100,000レコードごとに10米ドル/月。50,000トランザクション数を超える場合、150,000トランザクションごとに10米ドル/月となる。Database.com Enterprise Servicesは1ユーザー当たり月額10米ドルで、ユーザーID、認証、行レベルのセキュリティアクセスコントロールが含まれる。
《冨岡晶》
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