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【「Smartia」レポート(Vol.1)】初心者にもオススメのAndroid搭載タブレット端末

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Smartia本体。約370gという軽さは、外出時の持ち歩きや、自宅で寝転んで利用する際などにも便利。
  • Smartia本体。約370gという軽さは、外出時の持ち歩きや、自宅で寝転んで利用する際などにも便利。
  • 細長い本体は、背面から鷲づかみのような持ち方もできる。
  • 方向キーと決定キー(中央部)が搭載されており、携帯電話と同様の操作が可能。
  • Smartiaと3.5型液晶搭載のAndroid搭載スマートフォンとの大きさ比較。
  • 思い通りにタップできる細身のスタイラスペン
  • スタイラスペンは本体に収納可能
  • USBポートはPC接続用のMicro Bのほか、Standard Aも搭載している
  • SDHCに対応したメモリカードスロットを搭載している。
 NECビッグローブから6日に発売されるAndroid搭載タブレット端末「Smartia(スマーティア)」。この連載では、同端末について全3回にわたってレポートしていく。

 これから数多くのAndroid搭載端末が市場に登場してくると思われるが、それら端末の魅力は搭載するアプリケーションやその使い方によって異なってくると言えるだろう。「Smartia」は、大量に存在するアプリケーションのなかから最適なものをリコメンドしてくれる点、情報を探しにいくのではなくプッシュ型で常に最新の情報を届けてくれる点が他の端末と大きく異なり、初心者でも使いやすい製品となっている印象だ。

■持ち運びやすいジャストサイズ

 第1回目の今回は、そんな「Smartia」の本体の概要およびファーストインプレッションを紹介する。

 まず手にとって感じるのは、持ちやすいサイズと軽さだ。幅220×高さ14×奥行き120mmの「Smartia」本体は、細身でスマートな印象。370gという軽さもあいまって片手で指をかけてしっかりとホールドするのも苦にならない。他のタブレット端末を触ったことがある人ならわかると思うが、鞄に入れたり持ち上げて閲覧するにはちょっと重いなと感じたことがあるはずだ。「Smartia」なら持ち運びの際にも邪魔に感じることはないだろう。デフォルトでは横置きでの利用を前提にしたデザインとなっており、付属のスタンドを使えばインテリアのように置いておくこともできる。このため後述するホーム画面は横表示となっているが、アプリケーション利用の時は縦表示も可能だ。タッチパネルの画面サイズは7インチで、TFT液晶はノングレアタイプを採用しており、照明や外光の映り込みが少ないという利点もある。

 通信機能についてはBluetoothとWi-Fi(IEEE 802.11b/g準拠)に対応しており、通常の外出先での利用には公衆無線LANサービスを活用することが多くなるだろう。本体価格は42,800円だが、「BIGLOBE 高速モバイルEM」に申し込んだ場合は34,800円で購入でき、Pocket Wi-Fiが無料となる特典を実施している。

■タッチパネルに慣れていなくても快適な操作性が可能

 次に操作性をチェックしてみよう。同端末には一般的な「ホーム」「メニュー」「戻る」の3つのボタンに加え、携帯電話のような方向キーと決定キーが搭載されている。他のタブレット端末ではあまり見かけない方向キーと決定キーだが、実はこれが意外と便利だ。たとえばWeb閲覧時に、狭い範囲に並ぶ複数の小さなボタンやリンクの中から目的のものをタップする場合、ちゃんと狙ったつもりでも隣接する別のボタンやリンクをタップしてしまうことがある。そのようなときも、この方向キーと決定キーを利用すれば、携帯電話のブラウザでWebページを閲覧する場合と同様に、目的のボタンやリンクを的確に選択することができる。そのほかにも、電子書籍の閲覧時にも、タッチ操作でページをめくっていくというのではなく、片手で持ちながらキー操作でページめくりが可能など、快適な操作性を提供してくれる。本体に収納可能なスタイラスペンが付属しているのも同端末の大きな特徴だが、こちらも指によるタッチパネルの操作に慣れていない場合の押し間違い防止に役立つだろう。

■Smartiaの活用範囲を広げるさまざまな装備

 液晶パネルの両サイドには、ビデオや音楽の鑑賞にも利用可能なステレオスピーカーを搭載しており、YouTubeのビデオや音楽鑑賞などでもリアルなサウンドが再現される。CPUはARM Cortex A8を搭載。本体内蔵のメモリはRAMが384MBだが、SDHC対応のメモリカードスロットを搭載しているため、音楽ファイルや撮りためた写真などは、そちらに保存しておくこともできる。また、同製品はGPS機能を搭載しているため、現在位置を基に地図やナビなどのアプリを活用したり、カメラで撮影した画像ファイルに撮影場所の位置情報を記録したりといった使い方が可能だ。

 本体背面に搭載されているカメラの解像度は300万画素と、携帯電話でも1000万画素級のカメラを搭載している昨今では決して高いとは言えない。しかし、名刺を撮影したり、付属アプリの「ClipZoom」で雑誌や新聞の記事をクリップし「Evernote」にアップロードしたりといった用途には十分な性能だ。なお、今回は試していないが、USB 2.0のStandard Aポートを搭載しているため、ここには3G通信データ端末を接続することができる。対応するのはBIGLOBE高速モバイルEMの3機種(D02HW、D22HW、D26HW)となっている。

■プッシュ型配信とandronaviでより使いやすく

 メインとなるデスクトップは、画面左にカレンダー、天気情報、ニュースなどのウィジェットが用意されており、これとは別に右下には「ホーム」「ニュース」「アプリ」「お買い物」「おでかけ」「マイルーム」といった“ルーム”が用意されている(ビッグローブでは、各カテゴリをルームと呼んでいる)。これらはカスタマイズすることが可能だ。

 「ホーム」「ニュース」「アプリ」では、カテゴリに応じた情報がプッシュ型配信で表示される。「ホーム」ではニュースや天気、占いなどの総合情報が表示され、「ニュース」ではBIGLOBEニュース、「アプリ」では「アプリおすすめサービス」が表示される。しかも、ニュースやアプリはプッシュ配信され自動的に更新されていくため、常に電源をオンにして机の上に置いておけば、最新情報を取得するための情報端末として活用できる。ちなみに、これら情報は5分ごとにクラウドへ最新のものを読みに行き、読み込んだデータは20秒ごとに端末上で切り替わって表示されるという。

 もちろんYouTubeやGmailといったAndroid搭載端末ならではの標準的なアプリも搭載しているが、「Evernote」や「らくらく無線スタート」などがプリインストールされているほか、「ついっぷる」「ZoomClip」「BIGLOBEオートコネクト」などの独自アプリも充実している。Wi-Fiへの接続の設定も付属アプリで手軽に行えるのも初心者にとっては嬉しい(具体的なアプリの利用については、次回以降で詳しく紹介する)。

 ところで、同製品が初心者にオススメな理由はもう1つある。それがビッグローブの運営するAndroidアプリマーケット「andronavi(アンドロナビ)」の存在だ。Android搭載端末でのアプリの入手やインストールは、Androidマーケットからダウンロードするのが一般的だが、目的のアプリを探したり、アプリの使い方を調べたりするのは、初心者にとって敷居が高い。その点、「Smartia」は“アプリおすすめサービス”を搭載している点が有難い。実際にサイト運営側でインストールして評価したアプリのみを厳選し、プッシュ型情報配信により常に最新の情報を届けてくれるという心強い存在だ。ダウンロードアクセスランキングやSmartia向けおすすめアプリを利用すれば、不安定なアプリや有害なアプリをインストールしてしまうこともなく、安心してアプリをインストールできる。

 次回はSmartiaの実用性について、アプリの利用などを交え、ビジネスと家庭でのそれぞれの利用において紹介していく。
《竹内充彦》
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