シトリックス、デスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop 5」を発表 | RBB TODAY
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シトリックス、デスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop 5」を発表

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「XenDesktop」サイト(画像)
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 シトリックス・システムズ・ジャパンは21日、デスクトップ仮想化ソリューションの最新版「Citrix XenDesktop 5」を発表した。

 「Citrix XenDesktop 5」では、新規インストールが10分で完了できる“10分でXen”を実現し、より簡単に導入可能とした。インストール後はロール別の管理機能により、仮想デスクトップの管理は、より高速かつシンプルになっている。管理者は新しいDesktop Studioコンソールで仮想デスクトップの設計・管理を一元的に行うことが可能。新しいDesktop Directorコンソールでは、ヘルプデスク担当者が広く分散した仮想デスクトップの状況を、簡単にリアルタイム監視できる。使用状況、状態、サービスレベルなどをダッシュボードで認識し、システムメンテナンス、トラブル対応に役立てることができる。またCitrix XenDesktop 5は、Microsoft System Centerに対応しており、物理/仮想デスクトップ上のアプリケーションを、使い慣れたツールやプロセスでトータルに管理できる。

 新たにHDXテクノロジが強化され、音声と画像の連携や大容量ファイルの印刷など、リソースに負荷のかかるタスクのパフォーマンスを低帯域でも大幅に向上させた。Apple iPadなどの新しい一般消費者向けデバイスのタッチパネル機能に対応し、既存の企業向けアプリケーションを一瞬でタッチパネル対応にできるなど、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させた。

 またFlexCastテクノロジがさらに強化され、ノートパソコンで直接稼働する「テイクアウト」方式の仮想デスクトップをIT部門が提供できるようになった。新しいクライアント向けハイパーバイザー、Citrix XenClientを利用した仮想デスクトップ方式は、ノートパソコンを利用するモバイルユーザー向けのソリューションとなっている。

 Citrix Recieverでは幅広いアプリ実行方式に対応。検索により、Salesforce.com、NetSuite、Marketo、SuccessFactors、GoToMeeting、Dropboxといった社外のSaaSアプリが従来のWindowsアプリと並んで表示される。リクエストしたアプリケーションの利用を一度承認した後は、アプリケーションのある場所に関係なく、最初のCitrix Receiverへのログインの認証情報を利用して自動的にログインが行われる。また、Citrix Dazzleクライアントの機能を完全統合しており、IT管理下の企業アプリケーションに簡単にセルフサービスでアクセスできる。必要なアプリに使用承認が必要な場合は、自動的にリクエストを作成できる。

 Citrix XenVaultでは、企業アプリケーションをオンデマンドサービスとして配信し、作成されたデータファイルを自動的に暗号化して、ユーザーのノートパソコンの暗号化されたフォルダーに透過的に保存することが可能。なおCitrix Readyプログラムでは、サーバ、ハイパーバイザー、ストレージシステムからクライアントデバイス、プリンタ、Webカメラ、USB周辺機器まで、15,000以上のサードパーティ製品で動作が確認されているという。Citrix XenDesktop 5は、2010年第4四半期にシトリックス認定パートナーより一般向けに提供が開始される予定。価格はオープン。
《冨岡晶》
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