NTTデータとリアライズ、「セマンティック・データ統合サービス」を提供開始 | RBB TODAY
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NTTデータとリアライズ、「セマンティック・データ統合サービス」を提供開始

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
セマンティック・データ統合サービスの適用イメージ
  • セマンティック・データ統合サービスの適用イメージ
 NTTデータと同社子会社であるリアライズは19日、複数システム/複数フォーマットに分散したデータを整理・統合する「セマンティック・データ統合サービス」の提供を開始した。

 「セマンティック・データ統合サービス」は、リアライズの10年以上に渡る知見と500以上のプロジェクト実績、NTTデータのシステムインテグレーション・コンサルティング実績をもとに、データ統合の一連の活動を体系化・ツール化して提供するもの。本サービスでデータを整理・統合することにより、企業統合時やシステム統合・更改時の容易なデータ移行や、移行後の効率的な情報活用が可能となる。さらに、NTTデータグループでは、8月にシステム開発ソリューションTERASOLUNAに「基本構想からのデータ移行ガイドライン」を追加し、知識体系化・ツール化を完了した。本サービスは当該標準・知識体系・ツールを活用して、グループのトータルサービスとしても提供される。

 「セマンティック・データ統合サービス」は、重要な情報資産を確実に移行し、システム活用の土台を作るための、データ統合の方針・計画・手順策定~実行~新業務運用開始・業務の定着までの一連の活動を支援するサービスだ。データ統合には、「一般的なデータ統合レベル」「ノーテーションレベル」「セマンティックレベル」の3段階のレベルが存在するが、本サービスでは「セマンティックレベル」までをサポート、一連のデータ統合をワンストップで提供する。

 「セマンティック・データ統合サービス」ではまず、現状データの所在、保管形式および現状データの「中身」の状態を把握するとともに、データ統合後のあるべき姿を明確化し、データ統合の方針および計画を作成し、データ統合の具体的な手順を作成する。次に、手順に基づき、標準類やツールを活用した効果的・効率的なデータ統合を実施。そして、活用可能なデータ状態を維持できるようにするための、組織・体制定義や、運用マニュアル化、教育支援を実施し、新業務の運用開始・業務の定着を行う。

 本サービスの対象となるデータは、複数の情報システムにバラバラで管理されているデータだけではなく、紙で保管されているデータや社員のパソコンに格納されがちな大量のデータである「契約情報」「カタログ・マニュアル情報」「設備設置情報」「法人(取引先)情報」も対象となる。また、「製品情報」「部品情報」など、順次対象データを拡大していく予定とのこと。今後、2013年度までに20億円の売上を目指す。
《池本淳》
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