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【BT Media Event(Vol.1)】マルチナショナル化するアジア企業をターゲットにサービス、人材を投資

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【BT Media Event(Vol.1)】マルチナショナル化するアジア企業にサービス、人材を投資
  • 【BT Media Event(Vol.1)】マルチナショナル化するアジア企業にサービス、人材を投資
  • Kevin Taylor氏
 BT(ブリティッシュ・テレコム)は9日(現地時間)、香港市内のホテルにて「BT Asia Pasific Analyst&Media Event」を開催。同イベントには7ヵ国から約80名の記者やアナリストが集合した。

 最初に登壇したBTグローバルサービス アジア・パシフィックのマネージングディレクターであるKevin Taylor氏は、「ヨーロッパの成長は鈍化してきており、それに対してアジア地域の成長は著しい」として、BTはアジア地域やアジア地域に投資する企業に対してサービス展開を強化している現状を説明した。

 氏によるとBTがアジア地域に本格進出したのは6年前で、マネージドサービスを念頭にサービス展開。北京、マレーシアにリサーチセンターを置き、約5000人のスタッフを投入している。ローカルオフィスも21ヵ所となり、日本ではKDDIとジョイントベンチャーを展開している。

 BTによるアジアへの投資先には2つ方向性がある。アジアに進出する企業とマルチナショナル化するアジアの企業だ。アジアに進出する企業は、すでに成熟化した企業だが、現地で意思決定を行ってサービスを加速化しており、これらにターゲットを置いていく。一方で、サムスンのようにアジア地域からグローバルにサービス展開を行うマルチナショナル化した企業の存在も見逃せない。ビジネスオペレーションのバイスプレジデントであるTodd Handcock氏は、例えば中国の企業は初期段階にあり、これらの企業に対してどのようなサービスを提供できるかを注視していく必要があると話した。「中国の金融機関は米国に巨大な投資を行っており、中国の企業はまだまだ巨大になる」「さらに数年前まではあまり知られていなかった中国の家電メーカーHaierも今ではグローバル化しておりマルチナショナル化してきている」と話し、これらの企業へのサービス展開も重要だとした。

 数年前には大規模なリストラを行った同社だが、アジア・パシフィック地域では新たな人材獲得を行うことも明らかにした。インド・オーストラリアなどで約300人を確保し、顧客に新たな価値を提供していくと強調した。
《小板謙次》
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