東芝、超高級テレビ「CELLレグザ」に3D対応モデル――最上位は100万円前後 | RBB TODAY
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東芝、超高級テレビ「CELLレグザ」に3D対応モデル――最上位は100万円前後

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「Wスキャンハイスピードクリア4倍速」による3D映像表示のイメージ
  • 「Wスキャンハイスピードクリア4倍速」による3D映像表示のイメージ
  • 55V型「55X2」正面
  • 55V型「55X2」側面
  • 55V型「55X2」チューナー部
  • 55V型「55XE2」正面
  • 46V型「46XE2」正面
  • 「XE2シリーズ(55XE2/46XE2)」側面
  • 「レグザ3Dグラス」
 東芝は28日、「CELLプラットフォーム」採用のデジタル3波対応ハイビジョン液晶テレビCELL REGZA(セルレグザ)」の新製品として、3D対応モデルの2シリーズ3製品を発表。10月上旬から順次発売する。価格はオープン。

 ダイナミックコントラスト比900万:1の高輝度液晶「4倍速メガLEDパネル」を採用した「X2」シリーズは、55V型「55X2」のみの展開で、10月下旬からの発売。予想実売価格は1,000,000円前後。

 ダイナミックコントラスト比400万:1の「クリアLEDパネル」を採用し、本体の最薄部が2.9cmで「CELLレグザスリム」をうたう「XE2」シリーズは55V型「55XE2」、46V型「46XE2」の2ラインアップで、10月上旬からの発売。予想実売価格は55V型が700,000円前後、46V型が600,000円前後。

 3Dの視聴にあたっては「レグザ3Dグラス」を装着する必要があり、1個は同梱。別売りのオプションも用意し、価格はオープンで、予想実売価格は10,000円前後。

 BSデジタル放送や「スカパー!HD」などのデジタルハイビジョン放送では、主にサイドバイサイド方式の3D映像を採用している。同方式による3D映像は、左目用と右目用のそれぞれの映像解像度を水平方向に960ピクセルへ圧縮しているため、フルHDパネルに表示するためには解像度を1,920ピクセルにまで引き伸ばす必要がある。

 そこで、サイドバイサイド方式による3D映像を高精細に復元する同社独自の画像処理技術「CELLレグザ3D超解像技術」を開発。「CELLレグザ3D高画質化システム」を搭載した。

 また、同社独自のアルゴリズムで2D映像から奥行きを高精度に推定し、さまざまな2Dコンテンツを自然で美しい3D映像として楽しむ「CELLレグザ2D3D変換」機能を装備。視聴環境と映像信号をつねに検知し、3D映像に対して最適な画質に自動調整する「おまかせドンピシャ高画質3D」を備える。

 さらに、3Dクロストーク低減技術を採用。3D映像特有の映像ボケといえる“クロストーク” に対し、バックライトを効率的に制御することで左右画像のクロストークを抑え、3D映像をクリアに映し出すという。

 「55X2」は「3DメガLEDバックライトコントロールシステム」を搭載。高輝度LEDバックライトを使用した「4倍速メガLEDパネル」を採用することで、1,000cd/m2ピーク輝度(ハイライト部の輝度)により眩しいほどの白色とした。また、広範囲のバックライト輝度調整で引き締まった黒色から鮮やかな白色まで広いダイナミックレンジで映像を描写。加えて、ディスプレイの画面を512分割(16×32区分)し、細部のきめ細かな発光制御を行なうなど、明るい3D映像を生み出す。

 そのほかに、ハイビジョン放送の映像のひずみを抑える「CELLレグザブロックノイズクリア」や、動画応答性を改善する4倍速機能「Wスキャンハイスピードクリア4倍速」(「55X2」のみ。「55XE2」「46XE2」は「ハイスピードクリア4倍速」)など、「CELLレグザエンジン」の演算処理能力を活かしたさまざまな高画質機能を新たに搭載する。

 受信については、地上デジタル×11/BS・110度CSデジタル×2のテレビチューナーを搭載。3TBのHDDを内蔵しており、そのうち2TB分の領域に地上デジタル放送8チャンネル分を同時に録画が可能。2009年12月発売の従来品「CELL REGZA 55X1」は録画チャンネル数に関わらず最大録画時間が各チャンネル約26時間分に固定されていたが、今回の3製品では設定したチャンネル数に連動して最大録画時間が変化。たとえば、録画するチャンネルを2チャンネルに設定すれば最大録画時間は1チャンネルあたり約102時間分となる。

 また、録画用USB端子を2ポートを備えており、外付けHDDをUSB接続してハイビジョン番組を録画/再生することが可能。1ポートに市販のUSBハブをつないで最大4台まで接続できるため、2ポートで最大8台までの外付けHDDを同時に接続できる。

 「スカパー!HD」録画番組のLAN再生にも対応。「スカパー!HD」チューナーからBlu-rayディスクレコーダー「レグザブルーレイ」やDLNA対応サーバへ録画されたすべてのテレビ番組を、テレビ側の操作だけで再生することが可能。3D放送番組も再生できる。

 ほかにも、LAN回線経由でDLNA機器で録画/受信したコンテンツを視聴できる「レグザリンク・ダビング」や、地上デジタル放送の番組を視聴しながら、同時に2番組を通常録画用の1TBの内蔵HDDに録画できる「地デジ見ながらW録」などをさまざまな機能を搭載。「55X2」は7スピーカー、「55XE2」「46XE2」は6スピーカーのCELLレグザ専用スピーカーユニットを装備するなど、音質面でもこだわりを持つ。

 おもな仕様は次のとおり。

■X2シリーズ(「55X2」)

 液晶解像度は1,920×1,080ピクセルのフルHD対応で、通常コントラスト比は5,000:1、視野角は上下/左右各178度。スピーカーは、音声出力がウーハー左右各30W、左ツイーター左右各20W。

 ディスプレイ部とチューナー部にわかれ、ディスプレイ部はインターフェースがHDMI/D5/ビデオ/USB/ヘッドホンなど。卓上スタンドを含む本体サイズは幅129.2×高さ91.6×奥行き35.5cm、本体のみの奥行きは5cm。重さは未定。

 チューナー部はインターフェースがHDMI×5/D5/S2/ビデオ×3/光デジタル音声/USB×3など。本体サイズは幅43.6×高さ10.9×奥行き38.7cm、重さは未定。

■XE2シリーズ(「55XE2」「46XE2」)

 両製品共通で、液晶解像度は1,920×1,080ピクセルのフルHD対応で、通常コントラスト比は5,000:1、視野角は上下/左右各178度。

 ディスプレイ部とチューナー部にわかれ、ディスプレイ部はインターフェースがHDMI/D5/ビデオ/ヘッドホンなど。チューナー部はインターフェースがHDMI×5/D5/S2/ビデオ×3/光デジタル音声/USB×3など。

 「55XE2」は、スピーカーの総合出力が40W。ディスプレイ部の卓上スタンドを含む本体サイズは幅129.2×高さ91.6×奥行き35.5cm、本体のみの奥行きは2.9cm。重さは未定。チューナー部の本体サイズは幅43.6×高さ10.9×奥行き38.7cm、重さは未定。

 「46XE2」は、スピーカーの総合出力が30W。ディスプレイ部の卓上スタンドを含む本体サイズは幅110×高さ79.3×奥行き28.8cm、本体のみの奥行きは2.9cm。重さは未定。チューナー部の本体サイズは幅43.6×高さ10.9×奥行き38.7cm、重さは未定。
《加藤》
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