公判中に海賊版販売を再開、執行猶予中の男性を逮捕 | RBB TODAY
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公判中に海賊版販売を再開、執行猶予中の男性を逮捕

エンタープライズ セキュリティ
押収物の写真
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  • 男性が開設していたと見られるサイト(画像)
 茨城県警生活環境課と古河署は、自らが開設したWebサイトを通じ、権利者に無断で複製したコンピュータソフトやゲームソフトを販売していた横浜市鶴見区の会社員男性(30歳)を、著作権法違反の疑いで7月26日に逮捕し、27日に水戸地検下妻支部に送致した。

 男性は、2007年10月31日に同様の著作権侵害事件で北海道厚別署に逮捕。保釈された後、公判中であった同年12月頃に海賊版の販売を再開していた。公判中、男性は、告訴していたマイクロソフトとジャストシステムに対し、2008月1月25日付で「二度と海賊版販売はしない」などという内容の謝罪文を提出していたが、その間にも海賊版販売を継続していた。男性は、2008年3月7日、懲役1年6月(執行猶予3年)・罰金100万円の判決を言い渡されたが、2010年3月下旬、PCソフト「Microsoft Windows 7 Ultimate (32ビット版)」、ゲームソフト「スーパーマリオワールド」他4タイトルを無断で複製したDVD-R計2枚を、東京都の男性に対し、計9,200円で販売した。

 男性は、独自にサイトを開設し、199種類の海賊版を販売。Macintosh用ソフトを中心とした品揃えや、「商品はすべて白無地のCDまたはDVDとシリアルナンバーのみとなります」などの注意事項を掲載するなど、以前と同様の方法で海賊版を販売し約2年8か月の間に、約2,800万円を売り上げていた。ACCSが男性の出品を確認し、著作権者に連絡の上、茨城県警へ相談。逮捕同日行われた男性の自宅や会社の家宅捜索では、パソコン4台、ハードディスク、iPad2台、空のDVD-R約100枚などが押収されている。

 警察の調べによると、男性は借金返済のために海賊版を販売していたことを供述、さらには容疑を否認しているという。
《冨岡晶》
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