レッドハット、企業向けポータル基盤の最新版「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」提供開始 | RBB TODAY

レッドハット、企業向けポータル基盤の最新版「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」提供開始

エンタープライズ ソフトウェア・サービス

 レッドハットは14日、企業向けポータル基盤の最新版「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」の提供を開始した。

 「JBoss Enterprise Portal Platform」はオープンソースソフトウェアとして提供されるため、ライセンス費用は無償。テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムをすべて含んだ費用は年額のサブスクリプションに含まれており、費用は4CPUあたり273万8,000円(税別)から。また、「JBoss Enterprise Portal Site Publisher」は、技術評価目的としたプレビュー版であるため製品サポートは提供されないが、JBoss Enterprise Portal Platformのサブスクリプションにより評価導入することが可能。両製品とも本日より、レッドハットのWebサイトよりダウンロードによって提供される。なお、Site Publisherの正式版リリースは、年内を予定している。

 新版である「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」は、ダイナミックなWebユーザーインターフェイスの開発と配備に関わる時間を短縮している。また、レッドハットの戦略である「JBoss Open Choice」に従い、さまざまな既存フレームワーク技術を利用できるため、既存の開発モデルやアプリケーションの構造を変更することなくポータル基盤に統合できるようになった。このことにより、Webアプリケーションの開発・配備・管理に関わる工数とコストを削減できるようになる。

 「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」では、昨年9月のJBoss World 2009で発表されたeXo Platform社によるJBoss Communityへの参加による成果が反映されており、最新Web技術を豊富に取り込んだ次世代企業ポータル基盤を提供している。そのため、標準に準拠したポートレットだけでなく、Google Gadgetや既存WebシステムなどのさまざまなWebコンテンツをドラッグ&ドロップ操作だけで取り込み、新しいポータルサイトを簡単にデザインできる。

 今回のバージョンには、「JBoss Portlet Bridge 2.0」の技術が統合されている。そのため、ポートレットの開発には、JSFやSeam、RichFacesなどのさまざまな開発フレームワーク技術を利用できる。このことにより、これまでのポートレット標準であるJSR-168やJSR-286のような標準の開発モデルだけでなく、開発者が使い慣れた開発フレームワークを利用できるようになったため、ポートレット開発を向上できるようになった。「JBoss Enterprise Portal Platform 5.0」には、「JBoss Enterprise Application Platform 5.0」の最新バージョンが基盤として採用されている。これにより、企業ポータル基盤としてのスケーラビリティ、拡張性、信頼性を確保でき、JBoss CacheやエンタープライズWebサービスなどの拡張機能を最大限に利用できる。また、「JBoss Enterprise Application Platform 5.0」から提供されたMicrocontainerアーキテクチャは、基盤そのもののカスタマイズを簡単にできるため、新たなコンポーネントの追加だけでなく基盤のスリム化なども自由自在に設定できるようになった。

 またレッドハットは同日、リッチWebコンテンツ管理のためのアドオン機能として、eXo Platform社が開発した「JBoss Enterprise Portal Platform Site Publisher」のプレビュー版の提供も開始した。

 今回のリリースと同時にレッドハットのカスタマーサポートポータルから、eXo Platform社から技術提供されている「JBoss Enteprise Portal Platform Site Publisher」が技術評価目的としたプレビュー版として提供された。このSite Publisherでは、Webコンテンツの作成、配信、インライン編集、コンテンツテンプレート、コンテンツ検索などの豊富なWebコンテンツの作成と管理機能が提供されている。また、これらの機能は、すでに国際化対応されている。ただし、今回のリリースでは、「EPP Site Publisher」は、技術評価目的のプレビュー版として提供されるため、「JBoss Enterprise Portal Platform」のサブスクリプションとともに入手可能だが、サブスクリプションによる「EPP Site Publisher」の製品サポートは提供されない。
《池本淳》

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