日立、統合システム運用管理「JP1」最新版を発売 ~ プライベートクラウド対応を強化 | RBB TODAY

日立、統合システム運用管理「JP1」最新版を発売 ~ プライベートクラウド対応を強化

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主な新製品と価格・出荷時期
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 日立製作所(日立)は28日、プライベートクラウド対応を強化した統合システム運用管理「JP1」の機能強化版の発売を発表した。29日から販売開始される。

 今回販売されるのは、仮想化によるITリソースの有効活用を求める市場ニーズに対応して、プライベートクラウド対応を強化した統合システム運用管理「JP1」の機能強化版だ。日立は、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」の提供を進め、運用管理分野では、企業システムの運用を支援する各種機能を「JP1」で提供している。今回の機能強化では、システム全体でITリソースを効率的に利用するためのリソースプールの一元管理や、大規模環境でのシステム構成変更管理、集約されたシステム環境での利用部門自身によるジョブ管理など、プライベートクラウドにおいて今後重要となる運用課題に対応し、クラウドコンピューティング時代のIT投資のさらなる最適化を支援する。

 今回の「JP1」の機能強化は、「(1)リソースプールの運用サイクル全般にわたる一元管理を可能とし、運用負荷を軽減」「(2)Hyper-V環境の監視から制御までをシームレスに連携し、仮想マシンの容易な管理を実現」「(3)システム構成の変更による影響を可視化し、業務への影響を抑えた構成変更を実現」「(4)利用部門が直接操作できるジョブ操作環境を提供し、集約された環境での運用業務を最適化」の4点となる。

 まず、仮想化されたシステムにおいて、仮想マシンの空き状況の確認から新規の割り当て、配備、および、今後の予約状況の把握まで、リソースプールの運用サイクル全般にわたり一元的に管理するITリソース管理基盤製品「JP1/IT Resource Management」を製品化した。これにより、従来、異なる種類のOSや、日立サーバ仮想化機構Virtage、VMware、Hyper-Vなど複数の仮想環境が混在したシステムを管理・運用するために必要だった専用管理ツールの併用による操作が不要となり、リソース管理の煩雑な作業を統一的に操作可能とした他、管理対象サーバへのエージェント製品のインストールも不要としたため、管理者の負担が軽減できる。

 さらに、今後急速な普及・拡大が見込まれるHyper-V環境の運用管理に向け、マイクロソフトとの協業によりHyper-V環境における効率的な仮想マシン管理を実現する「JP1/Integrated Management - System Center Virtual Machine Manager」を製品化。本製品により、「JP1」のモニタリング製品群での監視結果に基づいた仮想マシンの生成やリソース割り当て変更などを直接制御可能とし、仮想環境の管理を簡単に実現する。そして、「JP1/IT Resource Management」 との連携により、ITリソースの割り当て予約の管理など、より高度な仮想環境の一元管理も可能となる。

 また、ヒューレット・パッカードとの協業により、システム構成の自動検出や構成要素間の関係性の可視化、構成変更による影響範囲の容易な把握などが可能な構成管理データベース製品「JP1/Integrated Management - Universal CMDB Advanced Edition」を製品化した。これにより、メンテナンスによるサーバの計画停止などの際に、その構成変更がおよぼす影響範囲を事前のシミュレーションで把握することが可能となり、構成変更が頻繁に発生する仮想化されたシステムでの膨大な量の各種ハードウェア、ソフトウェアとそれらの関係性の把握が簡単になる。ジョブ管理との連携を行う新製品「JP1/Integrated Management - Universal CMDB Adaptor for JP1/AJS3」により、システム構成の変更が、予定しているバッチ業務におよぼす影響を事前に把握することも可能だ。

 全社レベルでシステム統合や運用部門の集約がされた環境において、運用部門があらかじめ定めた範囲のジョブ操作について、ジョブの実行や進捗状況の把握などを利用部門側から直接操作可能とする「JP1/Automatic Job Management System 3 - User Job Operation」を製品化した。これにより、利用部門個々の業務都合に対応した柔軟なジョブ運用が可能となる。本製品は運用管理に精通していない利用部門にも簡単でわかりやすい操作環境を提供し、システム運用集約にともなうサービスレベルの低下を防いでシステム全体での運用業務の最適化を支援する。

 主な製品の価格は、「JP1/Integrated Management-Universal CMDB Advanced Edition」は5,040,000円~(税込)、「JP1/Integrated Management-Universal CMDB Adapter for JP1/AJS3」は1,050,000円(税込)、「JP1/Integrated Management-System Center Virtual Machine Manager」は157,500円~(税込)、「JP1/Automatic Job Management System 3-User Job Operation」は207,900円~(税込)、「JP1/NETM/DM Manager」は178,500円(税込)、「JP1/IT Resource Management-Manager」は157,500円~(税込)、「JP1/Cm2/Network Node Manager i Advanced」は1,270,500円~(税込)。出荷時期は「JP1/IT Resource Management-Manager」が9月30日で、その他は6月30日の予定。なお、7月22日~7月23日に東京国際フォーラムで開催の「日立uVALUEコンベンション2010」にて、「JP1」機能強化版が出展される予定。
《池本淳》

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