ネットワンシステムズ、米SeaMicro社のデータセンター向けサーバを発売 ~ 消費電力・設置スペースを約75%削減 | RBB TODAY

ネットワンシステムズ、米SeaMicro社のデータセンター向けサーバを発売 ~ 消費電力・設置スペースを約75%削減

エンタープライズ ハードウェア

SM10000(前面)
  • SM10000(前面)
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 ネットワンシステムズは21日、SeaMicroと世界初となる販売代理店契約を締結したことを発表した。同社のサーバ「SM10000」を7月30日より販売開始する。

 「SM10000」は、データセンター内のラックに搭載される機器を、10RU(約45cm)の製品の中にすべて集約した製品となっており、サーバを構成する部品全体において、消費電力削減に着目して開発された。従来のラックマウント型サーバで同程度のCPU能力をもつ環境を構築した場合に比べて、消費電力および設置スペースを約75%削減しているという。10RUの製品の中に、インテルAtomプロセッサーを512個、1TBのメモリ、ストレージ、スイッチ機能、負荷分散機能、サーバ管理機能を集約して搭載。また、SeaMicroが開発した、CPUのI/Oを仮想化する新技術によって、マザーボード(電子回路基板)上のCPU以外の部品を90%削減し、マザーボードの大きさをクレジットカードサイズへと小型化した。

 「SM10000」に搭載されている512個のマザーボードは、高速かつ低遅延なデータ転送を実現するSeaMicro独自設計の接続方式によって相互接続されている。この接続方式は、1.2テラビット/秒という超高速スループットで、データの独立性と冗長性にも考慮した設計になっている。また、CPU管理機能と負荷分散機能を組み合わせたSeaMicroのDCAT(Dynamic Compute Allocation Technology)技術によって、動的に作業負荷を特定のCPUへ割り当てることが可能となる。CPUの電力消費量あたりの処理速度は、CPUの利用率に応じて変動する。ここで、DCAT技術を用いることでCPUの利用率をコントロールし、電力消費量あたりの処理速度を最適に保つことができる。さらに、このDCAT技術によって、「SM10000」上で稼働するアプリケーションに対するコンピューティングリソースを、事前に指定した閾値に合わせて動的に割り当て、変更することが可能とのこと。

 「SM10000」は、従来、サーバとは別に機器が必要だった、スイッチ/サーバ管理/負荷分散の機能を高度に統合しているため、運用・管理を容易に行うことができる。また、x86アーキテクチャに対応しているため、既存のOS/アプリケーション/管理ツールに手を加えることなくデータセンターへ導入することが可能。

 「SM10000」の主な販売対象として、データセンター事業者・インターネットポータル系事業者・通信事業者・大規模企業・官公庁等を中心としたデータセンターを所有する企業・組織を想定しており、今後3年間で30億円の売上げを目標としているとのこと。「SM10000」の最小構成価格は2,335万円~(税込)。
《池本淳》

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