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「CRM R17の価格競争力は非常に高い」――オラクルSaas型CRMアプリケーション新製品

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
日本オラクル  藤本常務執行役員
  • 日本オラクル  藤本常務執行役員
  • 日本オラクル 山瀬シニアセールスコンサルタント
 日本オラクルは21日、SaaS型CRMアプリケーションの最新版「CRM On Demand R17」を発表するとともに、都内で製品説明会を行った。

 最新版の特徴として、UI面での利便性向上、CRM内の情報の分析機能の強化、チャネル管理アプリケーションのPRM(Partner Relationship Management)の強化などが主に語られた。
 
 UI面で追加された機能としては、営業活動や顧客情報、案件情報などのレコードをコピーできる「レコードコピー機能」、ディスプレイの解像度に合わせてインターフェースのサイズを調整する「リサイズ機能」、リンクのサイズ・配置、インターフェースの色調などを設定できる「ブランディング機能」などがある。そのほか画面内の情報カテゴリーへのリンクを画面下に集めた「ヘッドアップディスプレイ機能」により、画面のスクロールなどのマウス操作を最小化したという。

 また、営業活動の情報の収集・管理を行う機能として「Sales on the Go」が新たにオプションで追加された。同機能では、外部にて営業活動を行う際に、オフライン状態のラップトップPCで、CRMに登録済みの資料の提示ができるほか、提示したPPTファイルの各ページの提示時間なども蓄積される。さらに提示資料にリアルタイムで顧客のリクエストなどを入力できる仕様となっており、より詳細な顧客情報の収集が可能になるという。収集された活動履歴、顧客情報、顧客の反応などの情報は、オンライン時にCRMに蓄積され、営業活動に活用することが可能だ。

 チャネルとの関係を管理するPRM機能も、以前のバージョンに引き続き強化したとしており、代理店の開発や、代理店との情報共有、代理店の営業活動に対する支援などを目的としている。

 代理店開発のための機能として、代理店をセグメント化し、仕事の適切なアサイン先を識別する「代理店審査」、代理店のパフォーマンスを管理する「代理店ランク」などがある。情報共有機能としては、リード、商談、問合せ、商品などの情報を共有できるほか、情報共有のためのポータルサイトの構築が行える。代理店の営業活動の支援では、各代理店ごとの仕切り価格の設定、特別値引きのプロセスの設定、売上、成約率、収益率などのビジュアル化機能などがある。
 
 またその他の特徴として、Oracle Data Loader On Demandにより一度に大量のデータ(約100万件まで)をデータベースにインポートできる「バルクロード」などにより効率的に開発を行うことができるという。

 価格は1ユーザーあたり月額7,989円から。日本オラクルの藤本常務執行役員は「セールフォースのエンタープライズエディションが15,000円ということを考えると、価格競争力は非常に高いと考えている」とコメントしている。
《RBB TODAY》
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