日本HP、iSCSI仮想化ストレージ新製品「HP StorageWorks P4000 G2 SANソリューション」を発表 | RBB TODAY
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日本HP、iSCSI仮想化ストレージ新製品「HP StorageWorks P4000 G2 SANソリューション」を発表

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 日本ヒューレット・パッカードは5日、iSCSIを利用したHPの仮想化ストレージ新製品「HP StorageWorks P4000 G2 SANソリューション」(P4000 G2 SAN)の提供を開始した。

 「P4000 G2 SAN」は、日本HPのiSCSIストレージ製品群を構成する「HP LeftHand P4000 SAN」の次世代機。HPのインフラストラクチャ戦略「Converged Infrastructure」と、この戦略をストレージの観点から実現する「HP Unified Storage」戦略を支える中堅・中小規模企業向けの仮想化ストレージ製品。仮想化環境を最適化するシンプロビジョニングやストレージクラスタリングなどの機能を標準装備しているほか、新製品ではさらに機能を強化し、容量効率を向上させるとともに、テラバイト単価計算で平均40%の低価格化を実現。これにより、ストレージを含めたインフラ全体を仮想化、最適化するとともに、利用者のITコスト削減を強力に支援するとのこと。

 「P4000 G2 SAN」は、従来の「HP P4000 SAN」の持つストレージクラスタリングアーキテクチャ採用によるパフォーマンスを落とさず、計画停止なしにノードを増設できる拡張性、必要に応じてストレージリソースの割り当てが可能なシンプロビジョニング機能による初期投資の抑制といった特長はそのままに、仮想環境で求められる可用性、パフォーマンス強化のための機能が追加された。

 まず、仮想環境を最適化するために必要な可用性を高めるネットワークRAID機能を強化。HPの独自技術である筐体レベルでの冗長構成を実現するネットワークRAID機能に、新たにパリティを使った筐体冗長機能であるネットワークRAID5、ネットワークRAID6が機能追加された。これにより、電源トラブルなどによる筐体障害時においても、ボリュームへのアクセスを継続でき、また、システムを停止せずにファームウェアのアップデートができるなど、仮想環境において重視される可用性を向上させるとともに、容量の効率的な活用を実現した。管理ソフトウェアには「P4000 G2 SAN」の構成を常にチェックし、ベストプラクティス構成と比較した場合の問題点や改善点を表示する機能が新たに追加された。また、Windows環境でアプリケーションと連携した整合性のあるスナップショットが作成できるようになる。さらに「P4000 G2 SAN」は、より高性能なプロセッサー、クアッドコア インテルXeon 5520を搭載したハードウェアプラットフォームを採用し、HDDはすべて6Gbpsの転送速度に対応している。また、スケーラブルな60TB MDL SASモデルが新たに追加される。機能強化、性能向上とともに、テラバイト単価計算で平均約40%の低価格化を実現している。

 また、中堅・中小企業向けに「P4000 G2 SAN」の販売強化のために、パートナー向けの支援プログラム「HP StorageWorks P4000 SANパートナープログラム」を新たに開始。共同セミナーなどの販売支援や営業様向け販売スキルアップトレーニング、エンジニア向け技術スキルアップトレーニングを実施する。個別にカスタマイズしたトレーニングも提供し、パートナーの支援を積極的に行うとのこと。
《池本淳》
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